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2006年10月07日
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先日、シュタイナー教育について興味を持ったというお話をしましたが、あれから2冊の本をよみました。七歳までは夢の中シュタイナー入門です。この2冊を読んで感じた「自由の教育」と「自由への教育」の違い「大人の権威」について書いてみたいと思います。


 シュタイナー学校といえば、「自由」を連想される方が多いそうです。事実シュタイナー学校の正式名称が「自由ヴァルドルフ学校」
 それで、しばしば校風が「自由放任主義」と勘違いされることがある。でも、本来の「自由」という言葉の持つ意味はなんなのでしょうか?

 「七歳までは夢の中」に印象深いこんな一節がありました。

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「自分のやりたいようにやるのが自由ではない。怒り、嫉妬、冷酷、残忍さから自由であることが本当の自由だ。人が自分の貪欲を見つめ、なぜ自分が欲張りなのかとその性質や構造を理解するにしたがって、人は貪欲から自由になる。それは無欲になろうと心がけることとは全く別の話だ。」


「人間は、自分だけでは生きられないのだから、自由になりたいと願っている他人のことを忘れてはならない。自由は秩序なしには存在しない。他人に対する思慮深さと、内面外面両方の注意深さから秩序が生まれ、秩序とともに自由が生まれる」

 (筆者である松井るり子さんが引用された文献「英知の教育」の一節を氏が要約されたものです)

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 「秩序」とは「規律」とか「法則」とか縛られるイメージがあり、「自由」とは対極に位置する言葉のようですが、確かに秩序をきちんと理解していないと、足元がぐらぐらで、その上に築き上げた自分のオリジナルはいとも簡単に崩れてしまうでしょう。これは私が思うマクロビオティックの観点から考えた、子育てで大切なこと「幼い頃は陽性の力を最大限に発揮させて、根っこをつくる。そうすれば時期が来たときにつける実りが大きくなる」という考えと共通するのではないかと感じました。

 また、「シュタイナー入門」では次の一節がありました。

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 シュタイナー学校の教師には「権威」に満ちていなければならない。もちろんこの権威とは罰を恐れて従う権威とは違う。むしろ子供たちが自然にひきつけられ、従いたくなるような「権威」。だからそれは「魅力」なのである。~要約~ 人生のある時期には「尊敬すべき権威に従うこと」がどうしても必要になる。一度権威に従う体験をすることによって、初めて権威から離れることができる。逆に人生の早い時期から権威に依存しない主体性を求めてしまうと、いわば無意識なところで独立への不安が残ってしまう。無意識には依存的になり、とらわれてしまう。シュタイナーはそう考える。


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 今の自分に、子供にとってこの「権威」があるかと言われたら全く自信がありません。でも、自分を育ててくれた両親のことを思うと、この「権威」が確かにあったと思います。両親のようにはいかなくても、自分なりのまた夫婦の「権威」を子供に感じて貰うための生きる姿勢、生活態度は必要だなと感じました。さらに仕事のことはいい訳になりませんが、家庭内の「秩序」は確かに乱れがち…「決めたことはさせなきゃ!」と思いつつも「まっ、時間がないからいいか、しょうがない」がなんと多いことか。改めて考えさせられました。

 そして学校教育でよく言われている「ゆとり教育」も教師の権威なくしてありえないのではないかと思います。昔は「先生」というだけで、親も子供も一目置いていたところがありましたが、いまや教師側の問題もあるものの、親も教師を一人のサラリーマン(月給とり)としてみているところがありませんか?安部新内閣でも「教育の抜本的改革」と言われていますが、私たちや学校側も、今一度大人の「権威」について考えてみる必要があるように思います。


 私が今回ブログにUPした「自由への教育」「大人の権威」はシュタイナー思想のほんの一部です。これからもテーマにそってシュタイナー思想について考え、感じたことUPしていけたらと思います。みなさんのご意見、ご感想もお待ちしています★






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最終更新日  2006年10月07日 09時27分15秒
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