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みなさん、今までの人生の中でいろんな「お集まり」に参加してこられたでしょう?学校の授業、研修会、勉強会、PTA、地区の懇談会などなど。
「お集まり」の多くは、一方的に知識の伝達が行われる講義形式の場合が多く、情報量は確かに多い。でもその情報のすべてを自分の中に落とすことができるでしょうか?よく、講義が終わった後で「感想文」を書くことがありますが、「感想文」を書くことが、そこで得た情報を自分の中に落とす作業になりますね。ということはこの作業はかなり重要。だけど、日ごろ出席している「お集まり」でここに重点をおいてある「お集まり」なんてほとんどありません。そしてその感想文は「主催者側が参加者の反応を知りたい」がために書かされる感想文であり、参加者が参加してみて自ら感じたことを「振り返る」ための感想文ではない場合が多い。 インプットした情報はアウトプットしない限り自分のものにならない。そして、インプットするときに自分が主観で感じた情報だけでなく、時間を共有した人たちそれぞれの主観で感じた情報もインプットできれば、アウトプットするものを思いがけず発展させる可能性も秘めています。 それが「ワークショップ」の醍醐味。ワークショップとは講義など一方的な知識伝達のスタイルではなく、グループの相互作用の中で何かを学びあったり創り出したりする、双方向的な学びと創造の場です。そしてそのワークショップの舵取りをしていくのがファシリテーター。ファシリテーターとは直訳すれば「引き出す人」。インプット、アウトプットする力を最大限に発揮することができる環境を整える人。 ワークショップの難しい点は、双方向型であるがゆえに話が筋道から離れすぎたりとんでもない方向に向いたりしてまとまりがつかなくなる危険性もあることです。また、ファシリテーターはポイントポイントで必要な情報提供や問題提起はしても、自分の主観的な意見を挟むことはありません。 私は数年前からこのワークショップに興味を持って、仲間と健康教室をしたり、セミナーをしたりしてきましたが、ファシリテーターの役割って本当に難しい 今回シンクロ現象でご縁のあったGOSHIさんが、先週4日間、私たちの職場で人間ドックと断食を体験にこられました。そこでお願いしたGOSHIさんによる 「ワークショップを学ぶためのワークショップ」と「ファシリテーション養成講座」 「質問は自分のためでなく相手のためにするものだ」 承認されたい。受け止めてもらいたい。人はそんな欲求を誰もが持っています。GOSHIさんから教えていただいた心に残る言葉です。 ・ファシリテーターである私自身が「自分の意見」や「はじめから答えを持っていて」その「私の出してもらいたい答え」に誘導するかのようなファシリテーションをとってしまっていたことがなかったか? ・日ごろの「お集まり」で書いている感想文、そして自分自身がかかわっている教室でとっているアンケートは、参加者のためというより主催者が知りたいことを知るためのものになっていないか? 自分自身が、ファシリテーションする側とされる側。そこに見えない壁をつくっていたことにあらためて気づかされることになりました。 本当に…ただでさえ、検査と断食でお疲れなところ、快くずうずうしいお願いにもかかわらず引き受けてくださったワークショップの神様GOSHIさんに感謝!の4日間でした。 ~本の紹介~ 竹下和男先生の「弁当の日」の取り組みとGOSHIさんの九大弁当の日ワークショップ、そしてそれを応援する助産師内田美智子さん。GOSHIさんは最近、助産師内田美智子さんとの共著「ここ」を出版されました。(この件はじっくり後日UPさせていただきます!) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年11月13日 22時14分40秒
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