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栄養士会が主催する講演会で足立香代子先生のお話を聞いてきました。
テーマは「カーボカウント」 食べものに含まれる炭水化物量=「カーボ」を把握しながら血糖コントロールをする方法で す。 最近わかってきたのは、「糖尿病」と診断がついていない人や、肥満でない人(BMI25未 満)、また空腹時の血糖値が正常な人でも、食後に血糖値が急上昇する「食後高血糖」の人が とっても多いということです。いつもは高くなくても、血糖の乱高下が激しいことで動脈硬化 が進行することがわかっています。 足立先生は実際に、同じ職場の糖尿病と診断されていない人で、食べもの、食べ方を変えて 血糖値の変化を見る実験をされていましたが、何を食べても食後の高血糖が見られなかったの は20歳代の人だけでした 食べもの、食べ方によっては誰でも食後の高血糖のリスクはあると言うことだと思います。 この食後高血糖の予防に、カーボカウントは有効な方法のようです。 ただ、誰でもカーボカウントを厳密に行う必要はありません。でも、ぜひ押さえておきたい ポイントがありましたので紹介しておきます。 その1 ほぼ炭水化物のみの食べものを単品で食べない 「おにぎりだけ」「パンだけ」は血糖が上がりやすい。 「おにぎりだけ」より「おにぎりに目玉焼き」 「パンだけ」より「パンにバター」の方が血糖は上がりにくい。 その2 油を減らし過ぎない。 油で血糖はほとんど上がりません。肥満がなければ、(BMI25未満) 1日に大さじ5~6が目安。(肥満があれば大さじ3程度) 特にオレイン酸の多いオリーブオイルを推奨 その3 油、たんぱく質をつかったおかず、野菜を先に食べる。 コース料理と同じです。はじめに前菜(野菜類)主菜(肉や魚)〆にごはん 炭水化物が油と絡まることで吸収を緩やかにする効果がある。 野菜類の食物繊維も同様の効果。 その4 油、たんぱく質、炭水化物を一緒に食べる。 食事ごとにごはん、肉、魚、野菜などのおかずをそろえて食べることを意識するこ とがやはりベターなようです。 ちなみに、炭水化物を極端に制限した「炭水化物抜きダイエット」ではありません。 あれは短期間では体重が減り、効果があるように見えますが、長期的には筋肉量も代謝も落 ち、リバウンドしやすくなります。ご注意を~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年11月06日 15時39分10秒
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