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震災直後、両親と連絡が取れなくなった数日間
かなり慌てふためき、心配でたまらず、ご飯もろくに食べられず かといって現地に向かうすべもなく そんなこんなで体調を崩してしまったある夜、夢を見ました。 東京でさえ、数多くの余震と思われる地震がたびたび起こり、 実家や東北地方への思いと再度やってくるかも知れない地震への恐怖で 夜もなかなか眠れなかったのですが・・・。 夢の中で私はおばあちゃんと一緒の布団の中にいました。 幼いころ私はおばあちゃん子で、両親よりも祖母になつき、 物心ついたころから、夜は両親の部屋ではなく おばあちゃんの部屋で寝ておりました。 しかも臆病な子供の私は夜中にひとりでトイレに行くのが怖くて 傍で寝ているおばあちゃんを起こしてトイレに行き、 おまけに夜中に目を覚ましたときに、おばあちゃんが向こうをむいていると やたらと寂しくて、おばあちゃんを起こして 「ねーねー、おばあちゃん、こっち向いて寝て~」 とダダをこねておりました。 (すんごいメーワクな孫・・・。) しかもおばあちゃんと同居していた中学時代までそれが続く・・・・ そののち、祖父母と別居して、両親と私たち姉妹の4人暮らしが始まり だんだんと祖母とは疎遠になっていきました・・・・。 最後に祖母と会ったのはいつだったか思い出せないぐらいです。。。 昨年秋、祖母が亡くなったとき、ちょうど私は夏休み明けで会社を休むことができず お葬式に出ることはできませんでした。 今年のお正月、かつての祖母の家に行ってお線香をあげようと思っていたのですが 急きょ父が入院&手術することになってバタバタし、 お線香をあげることすらできませんでした。 で、夢の中の話に戻りますが、おばあちゃんと一緒の布団に入っていたときに 泥棒みたいなのが登場し、おそれおののく私(夢の中ではもう大人の自分)を おばあちゃんがひたすら「大丈夫だから」と慰めてくれておりました。 そこで目が覚めた。 ただそれだけの夢だったんだけど 目が覚めた後なんだかとっても癒された気持ちになり、 ちょっと気が楽になったような、説明できないような安心感をおぼえた。 その日の夜か翌日の夜に、地震の夜以来連絡が取れなかった両親と 連絡を取ることができました。 亡くなった祖母が心配して夢の中に出てきてくれたのかもしれないですが、 そうではなくても、とにかくその夢を見たことで癒されたことは確かなこと。 目が覚めた時は自然に「おばあちゃん、ありがとね。」と言葉が出ておりました・・・。 十数年も会っておらず、そのまま向こうの世界に旅立ってしまった祖母への感謝の気持ち そしてずっと音信不通にしていた自分に対する恥じ入る気持ち。。。。 お正月に、祖母のお葬式のときの写真を両親から見せてもらったときでさえ 特別な感情を抱かなかった自分をとっても愚かだと思った・・・。 おとなになってからは、まったく「いい孫」ではなかったこの私を 夢の中で慰めてくれた祖母。 夢の中の話ではありますが・・・。 先日実家に帰って、祖母のお墓参りをし、お礼を言ってきました。 まだ墓石を立てておらず、卒塔婆のみでございましたが、ある意味墓石を立てていなくて よかったです。 墓地のあらゆる墓石はすべて地震でひっくり返っていたので、 その中で、祖母が埋葬されているエリアは落ち着いた雰囲気でした。 日常の生活の中で、目先のことに怒ったり感謝したりはしますが、 今の自分がいるのは肉親含め周囲の人々の温かい愛に確実に包まれていたんだということを なかなか思い出したりすることはないと思います。 今回の些細な夢は私にとってとても意味深い、そして慈愛あふれるような そんな気がしました。。。 支離滅裂な文章となってしまいました。。。 そろそろ元気な自分を復活させないといかんですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.05.05 23:36:29
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