|
カテゴリ:気になること
仕事の悩みです。
私は、保育士の資格を学生時代取りましたが、 保育士としての仕事を一度もしたことがありませんでした。 そして老人福祉の道を選びはや10年程にになりました。 その理由の一つに実はこんなものがありました。 実際に保育士の資格を取っている時、子供の施設や保育所に実習に行き 私には子供は向いていない。と思ったから。 子供は好きです。 でも、向いていないと思ったのは・・・・・・。 こどもを叱るべき時にしっかり叱れないということ。 子供にはしつけというものがついて回ってきます。 それが子供を教育する立場の幼稚園教諭ならまだわかるのですが、 子供を擁護していく立場での保育士であってもさけて通れないのです。 それがなおさら障害児となると、人より教えたり、しつけしたりするのははっきり やらないとなかなか伝わらないようで・・・・・。 障害児をお預かりするデイ、で働いている立場の皆さんは、社長、顧問をはじめみんな子供に びっくりするほど厳しい 手が出るのなんて当たり前。ばしばし、なぐったりします。 それだけしないといけない理由は・・・。 その子たちが大きくなって、健常者と一緒になって社会に出て行くとき、 人に迷惑をかけるようなことや、痛みを理解出来なくて、 人を傷つけたりするままだったら共存できなくなって 社会から孤立してしまうから。 そうしたら結局はその子もつらい思いをすることになるから。 親御さんはそれ以上に厳しいそうです。 自立支援の道なんです。 わかるんですよ! でも、暴力でなにも生まれないと思い続けてきた私にとって、 他人の子供に手を出して痛みで分からせようとする行為が どんなに難しいことか・・・・・。 この葛藤の中ついに社長、顧問に言われてしまいました。 「皆と同じように徹底的にやってもらわないと困る」と。 でも、素敵な話もきかせてもらいました。 顧問とある男の子の話。 全身全霊である子供に向かい続けてきて、 二人におこったある出来事がきっかけでその日から彼が著しく成長し変わってきたと。 その日顧問の気持ちが彼に伝わり、彼の気持ちも顧問に伝わり その瞬間二人してわあわあ抱き合って男泣きしたと。 詳しくは分かりませんが、素敵なことだと思いませんか? 私はまだ戸惑っていて、自分の信じてきた世界とのギャップがあって まっすぐに子供たちに向かっていけてないのかもしれません。 本当に子供達の事を思えばきっと周囲の社員さんのように 対応ができるかもしれません。 老人の世界は事故防止、事故防止と叫ばれ、はれものでも触るかのような 接触が必要ななか、保育士と介護福祉士の二足のわらじを履く私にとっての ギャップは本当に大きいんです。 決してスタッフが性格が悪いわけではないんです。 本当に暖かい心でやっているからこそ昼夜とわず、休みなしでやり続けてきた社長達が いるんだと思うし。 まだまだ障害児の世界は初心者の私、しばらく葛藤と戦い続けることになりそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|