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テーマ:暮らしを楽しむ(387588)
カテゴリ:暮らしを楽しむこと
私の講演に来て下さったご縁で、お知り合いになりました。 同じ年齢?ということもあって何かとても気が合います。 私も都一中さんの講演会にお邪魔させていただきました。 お三味線の世界には全く縁が無かったので、「どんな難しいことをお話なさるのかしら。。。」 そんな先入観で行きましたところもう驚きの連続!! 今の都一中さんは『一中節』の家元12世。 初代の都一中さんは赤穂浪士の討ち入りの時代、お寺の息子として生まれたそうです。。 どうしてもお寺の住職の仕事になじめず、経を読むより音楽が好き! 今で言えば『坊主よりミュージシャンになる!』なんでしょうね。 感動したのは自分につけた名前! 都一は、そのままで都で一番になる 中は中庸の中 中庸とは自分にとって程よいこと。ちょうど良いこと。 名前にすべての思い入れを表現なさったのですね! そして初代の都一中さんは自分のスタイル、自分の音楽を創っていったそうです。 人まねではない、今の時代でいうオンリーワン、 そしてもっと驚いたのは、難しいと思っていた浄瑠璃の世界が私がいつも感じていることと一致しているということ。 (きっと、ものすごく難しいものを一中さんがやさしくおしゃべりになったのでしょうが。。。) 浄瑠璃というのは言葉をものすごく大切にしていて、 いかに言葉を人に伝えるかを大切にしている! 『言葉って大切で、それによって人生は思い通りになる だから良いことしか言わないようにしよう!』 一中さんは一中節をやって、特にそう思うようになったそうです。 そして自分の為というより誰かのためというのが原点! 一中節は世阿弥のように何か書き写したものが残っているわけでなく、 一中節の中に初代都一中が言いたかったことすべてが言い尽くされていて、 すべてが音楽の中にあるそうです。 遊びあり、潤い、豊かさ、健康で文化的な生活感で盛り込まれているなんて、 すばらしいですね!! とにかく感動したのは、 『ご祝儀もの』といってお祝いのため曲。 この曲を演奏するから良いことが起きる。 音でよいことを起こす。 音で物語の主人公が良くなっていく。 上昇曲線を描く曲の動きがおめでたさを増していき、 それが空気の振動として人の心に伝わっていき、良いことを起こすというのです! 『はあ~そういうことだったのね!!』 もう感動したのなんのって!! この日はもう参りました!! 最後に『ご祝儀もの』をたっぷり聞かせていただいて、 身も心も潤って帰ってきました。 帰ったら、やっぱり感動的なことが待っていました!!! 追伸実はお着物をお召しの一中さんと、 ものすごくイケメンの御子息とごいっしょの写真を撮ったのですが 操作ミスで消えてしまいました。 私の心の中だけにアップさせていただきました。 それにしてもステキな息子さんでした。。。 谷口令オフィシャルサイト http://www.taniguchirei.com/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006年06月03日 06時42分15秒
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