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カテゴリ:1年2分野
光合成で二酸化炭素が使われていることを調べる実験です。 試験管に1本はタンポポの葉を入れ、もう1本は何も入れずに、ストローで息を吹き込みます。ゴム栓をして光を当て、その後、それぞれを石灰水で二酸化炭素の有無を調べます。 葉を入れた方が、少なくとも息だけ入っていた試験管よりは石灰水の濁りが薄いはずですね。 快晴の日の太陽の下であれば、問題なく成功する実験です。(のはず・・・) ところで本来石灰水は透き通っているのか、白く濁っているのか?? 新人先生が、なぜ 石灰水のびんにすぐ栓をしろと書いてあるのか、それにこの石灰水は透明ですが、石灰水って濁っているのではないですか。高校の時石灰水を使う時は、水酸化カルシウムを水に溶かして、しばらく置き、上澄み液をそっと取って使っていたという事でした。 少しだけ実験で使う場合は、その都度作っても問題はないけれども、中学校の実験のようにかなり頻繁に石灰水を使う場合は、密閉できる専用保存びんにまとめて作っておき、コックから出せる上澄み液を三角フラスコに小分けして生徒に渡し、それが次のクラスも濁らずに使えるように、すばやく栓をして空気に長く触れないよう注意をしてもらうのですよと説明しました。 私も、新人の頃、石灰水は濁っているものと思っていた事を思い出しました。でもそれは空気と反応して白い固体が出来ているので、石灰水そのものは無色透明です。その透明の美しさに魅せられて、石灰水を無色透明に保つためにl空気に触れる時間を短くする事にこだわってしまいます。 ですから、透明のガラスのフラスコに入れて配れば、透明度がすぐ確認できるのでそうしています。 それで、白い濁りが付いた石灰水を入れたフラスコは 使う前に塩酸の廃液で洗って透明にしてから 使います。
石灰水の透明さを保ち実験に使用する、というのは単なる趣味かも知れないと、新人先生の一言で考えさせられました。 新人先生は、水酸化カルシウムを水に溶かすところから 生徒に見せていました。結構受けたそうです。 なるほど。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.06.10 06:50:54
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