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カテゴリ:3年2分野
細胞分裂をニンニクの根で観る観察は3年全クラス終わりましたが、惨憺たる結果です。 多分2,3クラスは全滅で、2クラスで見えたのは先生と生徒一人とか、そんなものです。 (それに反し、花粉管は今日までに2クラス約70人が観察して、見えなかったのは3人だけです。) 言い訳ではないですが、私のデジカメが細胞分裂の頃に故障し、今修理に出しています。ですから、ここ数日の写真は8年前に購入したデジカメで撮ったものですから、写りが良くありません。けれど、きょう午後の空き時間を使って、細胞分裂を見てみました。 塩酸に浸けた根端を先から3mmのところで切り、それより上は捨てます。 (先端から2,3mm以内 というのが 重要) 酢酸カーミンに浸ける時間は長い方が良く染まるように感じました。(10分以上) もう1枚のスライドグラスを重ねてつぶす。かなり思い切ってつぶす。 細胞が重ならない事が重要。 これで、2枚のプレパーラーとが出来ます。 それからカバーグラスをかけ、さらにろ紙を乗せて、またつぶします。 いよいよ顕微鏡で見てみます。 まずは低倍率。 次は100倍くらい ↑ 写真では全く分かりませんが、このくらいで、染色体が見えているものがありました。
この辺りに 分裂の段階的な細胞がありましたが、写真では良く分からないですね。(ふるーいカメラだし、アダプターもないし) ここまでの作業に45分かかりました。生徒達が初めてで細胞分裂をしている細胞を見つけるまでの作業を30分でする、というのはかなり難しいと思いました。また、細胞分裂の4段階の様子が完璧に頭に入っていないと見つけるのは困難です。 やはりもっとはっきりと見える方法がいいです。 右の欄のブックマークにありますが、「いきもの」 というホームページに これとほぼ同じ方法と、染色までを教師がやっておく方法で、もっとはっきりと染まるやり方が紹介されています。 参考までに http://www2s.biglobe.ne.jp/~nkazu/index.htm 顕微鏡でみたのも という項目です。 さらに、きんちょさんからコメントをいただきました。 その要点は (1) タマネギをうまく発根させること (2) スライドガラス十字法で根をまっすぐつぶすこと (3)細胞分裂のさかんな時間をとらえる (4)実験に対する意欲づけ (5)細胞分裂の像を脳にしっかりと焼き付けておく 中学校の理科2分野で、一番難しい実験でしょうか、やっぱり・・・。でも染色体が見えるなんて、すばらしいですよね。 次回は100%の生徒が観察できるよう成功させたいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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