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カテゴリ:夏休みの旅行
開発途上国で日本人が仕事をするために住む時は、使用人を雇わなくてはいけない事となっているようです。その地域の雇用を促進するためなのでしょう。 日本では人件費がとても高くて、5人も6人もの人を雇うなんて事は普通の家庭ではとても出来ません。 しかし、物価が日本に比べて極端に安い国々では、それが出来るのです。 考えてみると主婦が普通にやっている仕事を5人、6人の人が分担してしているだけなのですが、一人一人がそれぞれの専門職をきちっと仕事をしてくれれば、普通の家庭の奥様よりもきめ細かく働いて、とても快適な生活が送れます。 コメントで、かなり問題はないか、というお話をいただきました。 門番が夜寝ていたという事ですが、2人か、3人雇って交代で働いています。警備会社が派遣してる場合もあります。 今回面白かったのは、新しく雇った若い門番が居て、その門番は大きい犬を連れていました。 しかし、この人が犬を連れてきたのではなくて、犬がこの人をこの家に導いて門番として働く事になったそうです。 ですから、この若い門番は犬に連れられてやってきたそうです。 お利巧そうな良いワンちゃんでした。 この家は特に広い庭はないので、庭師は雇っていないようでした。 雑草もそこそこ生えているし、芋のようなものが数十本植わっていましたが、それほど丁寧に世話をしているようでもなく、誰も気にしていない感じがしました。 コックさんについてはここのコックさんは厨房からほとんど出てくる事はなく、ヘルパーさんが日本人との取次ぎを全部していたようです。ですから、食事を頼んだり、メニューを希望したりは全部ヘルパーに言えば、コックさんが作ってくれていて、それをダイニングに並べるのはヘルパーでした。 だから買い物のお金のやり取りもヘルパーがすべて行っているようです。確かに、先日のパーティーでも4000タカ(6800円)でヘルパーに頼んだわけですが、結局、多分レストランとヘルパーは結託していて、4000タカの領収書をレストランは出していますが、ヘルパーがいくらかは懐に入れているのは日本人も分かっていて、見逃していました。 それに毎回食べきれないほどの食事の量で、使用人の家族らで分けている事は明白です。 たいした額でなければ、残飯整理という事で、仕方がありません。 テーブルセッティングとか、料理の腕前とかはそれぞれのコックさんによって色々ですので、良いコックさんは日本人の間で引っ張りだこだから、悪いのに当たる場合ももちろんあると思います。 洗濯については、水のせいか洗剤のせいか、白いものはどんどん黒ずんできますね。その程度は地域的に仕方がないとして、ここのヘルパーさんはやはり何度言っても竿を拭かなかったりして変なしみが付いて洗いあがってくるので、日本人はぼやいていました。 でも、以前の私が知っているコックさんは、洗濯も料理も抜群で、下着までピシッとアイロンをかけて出来上がってました。すばらしかったですよ。 運転手は、今回の人は運転が丁寧でとても安心して乗っていられました。 あちらはスピードを抑えさせるために、道路に段差をつけてあるところが多いのですが、ちゃんとスピードを緩め、ガタンという衝撃がないように注意をしていたし、急ブレーキで体ががくんとなる衝撃はアレだけひどい交通事情なのに、一度もありませんでした。 以前パキスタンで雇っていたドライバーは、攻撃的で、交差点でも対向車に対して道を譲らず、相手を怒らせて車をぶつけられてしまった事があります。 段差を超える時もスピードを緩めないので、私は頭を天井にぶつけたことがありました。 これも、何度も諭してもだめだったそうで、ドライバーを交代させたと聞いています。 しかし、給与については、今回ドライバーの要求が強くて、もめていました。日本人は、給料の交渉せずに就職したりしちゃうけれど、こっちの人は違いますね。 日本人以外の海外の人はほとんどそうじゃないかな。日本人はお金の話はしづらいとか、遠慮したりするけど、海外は違いますね。どんどん主張してくる。 あと、仲間内で、民族の違いなどでいじめたりいじめられたりがあるようです。パキスタンの時のコックさんは凄くおびえていて、誰かが殺しに来る、とか言って、自分からやめて行きました。 また、そのコックさんはヘルパーが卵を盗んだから辞めさせてくれとか、門番は遅刻ばかりして様子がおかしいとか、コックさん自体がパニックを起こしていました。 出張や帰国などで、宿舎を日本人が留守にする時は、使用人がその家を使いたい放題でしょう。 解雇してまた雇いなおすわけにも行かないし。 別の地域ですが、香港で雇ったのは女子大生のコックで、何も出来ないから、日本人の主人がいつも怒って泣かせていたなどという話を聞いたことがあります。 コメントでは、奥さんがストレスたまって帰る、という事でした。 そういう事ももちろんあると思います。 でも、パキスタンの時に私が聞いた大部分は、奥さんは家事を何もしなくても良いので、皆帰りたがらない、という話でした。 今回、もう一人の日本人の方の奥さんが来ていて、その方は料理が好きで、朝はゆっくり起きてきて、台所に入り、コックさんやヘルパーと一緒に好みの食事を作って、好きな時間に食べていましたね。 結構自由な生活が出来るようです。 一言で、使用人と言っても、当たりもあるし外れもある、という感じでしょうか。 技術があって、感じがいい人は、日本人の中で就職口には困らず活躍してるのではないでしょうか。 日本人達は、質の良い日本料理が出来るコックさんをお料理を教えて一生懸命育てているのも事実だと思います。 結局いろいろ雇い主の日本人が教えて、使用人としても成長していくのではないでしょうか。料理や家事の学校なんてないですもの。 親が日本人の家に居た、と言うコックさんや、日本大使館に居た事があったりイギリス大使館で働いた事がある、という人が料理がうまいコックさんですが。あと、まめに料理を教える日本人に出会ったコックさんとか。 ちょっと面白い話では、ある日本人の宿舎で、コックさんは家族を田舎に残して単身赴任してまして、ある時、女のヘルパーが雇われましたら、しばらくして良い仲になってしまい、二人目の妻として結婚しました。あらあら、という感じですね。 そのお国柄、色々面白い事が起こりますね。 私はお気楽ですが、雇い主は給与の交渉とか、チップをあげてももっとと言われたりとか、仕事が雑だったりとか、人間関係とかストレスは耐えないかも知れませんね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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