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カテゴリ:1年1分野
きんちょさんのコメントから、 混じりけのない水(純水)にBTBを入れると何色になるのか? きょう、早速残り少ない純水にBTBを入れてみました。 黄色になりました。 中性を調べる生徒実験では食塩水を作って渡しました。 食塩を純水に溶かしたものです。 それは、 食塩+純水+BTB=緑色 です。 純水+BTB=黄色 なのに 何故でしょう? この料理用食塩には 1パーセントは海からのいろいろなミネラルが入っているので、 それがアルカリ性を示すから、BTBが黄色から緑になる と考えるのが自然でしょう。 それでは、薬品の塩化ナトリウムで食塩水を作って調べたらどうでしょうか? やっぱりか! 純水のBTBの黄色は塩化ナトリウムを加えても変わりません。 純粋な塩化ナトリウム水溶液は中性だから元の液体の黄色を変化させません。 では、どうして、純粋な水でBTBは黄色になるのか。 空気中の二酸化炭素が溶け込んで炭酸になり 酸性になっているのか?? この学校の純水は古いですが、 他の学校でも黄色になっているという事は、 二酸化炭素のせいではない。 たまたま、この薬品庫にBTBの粉末がありました。 上の写真です。 なっ何と 粉末の色は黄色!! これをアルコールに溶かし、純水に溶かして、試薬のBTBが出来上がります。 その色は・・・・ かなり濃い橙色。 その昔、BTBを粉末から調整した先生がいらっしゃったらしく、 オレンジ色の原液もすこし残っていました。 ブロムチモールブルー と命名されているので 元の色は青かと思っていましたが、 この粉末の色、アルコール、純水に溶かした時の黄色から分かるように、 もとの色が黄色またはオレンジ色なのですね。 市販のPH測定用のBTBは水酸化ナトリウムを加えて、 液の色を緑色に調整してある事がわかりました。→WAKOの指示薬 ここまで、事実を書きました。 これらの事実から、もう少し考えて頭の中を整理しないと理解できません。 もう少し考えてみます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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