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カテゴリ:2年目1年2分野植物
タンポポが咲いている場所はどういうところで、場所によってタンポポの形状などに違いがあるかとか、花のつくり(花弁、おしべ、めしべ、がくなど)を調べさせています。 単にタンポポを抜いて教室に持ってくるだけでは、張り合いがない、と言う事で、こんな課題を与えた事がありました。 花が付いているタンポポで出来るだけ柄(茎)が長いものを持ってらっしゃい。 誰が一番長い柄の付いた花を持ってこれるかな。 前のクラスで一番長かったのは55cmでしたよ。 などと言っておくと、競って長いものを探してくる。 4クラス目くらいでは1mを超えました。 そこから、長い柄が付いている花は、どんな所に咲いていたかな、どこを皆は探したかな? → 塀があったり、周りの草の背が高かったりして日が当たりにくいところ。という答えが自然と出てくるわけです。 ある、資料によると、タンポポは2段階に柄が伸びるそうです。 1段階目は花が咲く前、花が咲くと伸長は止まっていますが、綿毛の種を付ける頃2段階目の伸長が始まるそうです。 それから、暗いところと明るいところに置いた茎の伸びの違いを調べています。まず、花が付いている茎の伸びが大きい事と、暗いところに置いた茎の伸びが大きいです。 ただ茎が長いタンポポを見つけてくるだけではなく、実験的に、暗いところのタンポポが長く伸びると証明できるので、面白いと思いました。 準備する道具は、茎を支えるストローと、暗闇を作るダンボールだけです。 やってみると面白いと思います。 それから、種は日光が当たらないところに落ちると、発芽しないそうです。 これもすごいですね。また風に飛ばされて、条件の良いところに着地するチャンスが来るのを種の形で待つのです。 種にいろいろな色の光を当てて調べています。 種は暗いと発芽するものと思っていましたから、ちょっと驚きました。 参考資料 タンポポー生きるための戦略ー →ここをクリック お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.04.26 08:24:43
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