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カテゴリ:1年2分野
メダカの稚魚を要りませんかと、声をかけたところ、育て方を教えて欲しいと言う声がありましたので、きょうは、その中学校を訪問しました。 中学校でメダカを飼う最大の目的は、尾ひれの血流を顕微鏡観察すること です。 ですから、まず人手がない場合は、必要な時にペット屋などでメダカを買ってきて、それを使えば実験には困りません。 また、もうひと手間かけて、一年かけて、生き残ったメダカを大事に育て、殖やして使う、という事が出来ます。 理科室で飼えば、生徒達もメダカの成長をずっと観察する事になり、生き物に対するそれぞれの思いが深まる事が考えられます。そして、生命について考えるきっかけ、よい経験になります。 メダカも、生まれ、成長し、メスを囲い、縄張り争いをし、病気をし、年を取り、天寿を全うしていく、という、かなり人間の一生の根本を3年簡に凝縮したような生活を送ります。 しかし、生き物を飼う、という事は簡単ではありません。 また、中学校では、特別な実験目的もあり、生徒の目に触れるところに置く、という特殊な条件も加わってきます。 きょうのお話の中に、業者の方が、エサ用のメダカだからすぐ死んでしまうよ、と言ったそうですが、どうなのでしょうねえ。 何か普通のメダカと違うのでしょうか。 この学校が買ったメダカは、見た所大きさから、昨年の夏か初秋生まれと見ましたが、普通でしたら、あと2年くらいは元気で生きられそうな感じがしました。 私が、いつも思う事ですが、実験の時約30秒ほど顕微鏡に乗っていただくので、そういうl苦労をしていただくメダカさんたちには、ゆったりと普段は暮らしていただけたらと思うのです。 ですから、あまり混まない様に、広々と生活して欲しいと願います。 目安としては、1リットルに1匹です。 世話をするにも、メダカが少ない方が、水の汚れが少なく、掃除の手間がかからず楽ですから。 オスは、縄張りを持ちたい性格があるので、それを満足させるためにも、大勢で狭いところで飼うのは良いとはいえません。 目的により、 1、効率よく殖やしたい時 オス1匹、メス4匹を一つの水槽でかう。 2、縄張り争いなどの様子を見たいとき オス2匹、メス5匹を一つの水槽で飼う。 などが考えられます。 オス同士のケンカは見ごたえがあります。 中学校に買われて来たメダカは、健康で楽しい生活を送り、天寿をまっとうして欲しいと願うばかりです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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