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カテゴリ:放送大学
分子生物学 たんぱく質の機能 たんぱく質の役割や働き方など、ホンのかじりの学習とは思うが、細かくすごい機能があり、それが何百何千と刻々と働き、生きているのだなあと感じました。 コラーゲンとゼラチンは同じたんぱく質である。コラーゲンが熱変性したものがゼラチンです。 たんぱく質である酵素には、基質特異性がる。人の唾液、涙、鼻汁などにはリゾチームという、細菌等ばい菌を殺す酵素が入っている。 それに、カビの細胞膜の物質であるアセチルグルコサミンとの反応速度を調べると、アセチルグルコサミンの分子が大きければ大きいほリゾチームの分解速度は速くなる。それはリゾチームの形が大きなアセチルグルコサミンをすっぽり入れる形をしていて、活性部位がぴったり合うようになっている。アセチルグルコサミンの分子が小さいとぶかぶかして、活性部位がうまくはまらないから、分解がしにくいわけです。 酵素の阻害剤 受容体に別のものがぴったり合う場合がある。 例 アセチルコリン受容体にアセチルコリンがはまると、筋収縮を起こす。 しかしアセチルコリンに似ているニコチンも受容体にぴったりはまる。そうなるとまったくアセチルコリンがはまった時と同じように、筋収縮が起こる。 しかし、やはり受容体にぴったりはまるクラーレという南米の矢毒(動物を殺すときに使割れた)があり、これがはまると、逆に阻害剤として働き、筋弛緩を起こすことがわかった。 要するに、これらのニコチンやクラーレは本当はアセチルコリンが受容体に結合して集中力などを高める(脳で働いた場合)はずが、ニコチンやクラーレもはまってしまう事がある。 そういう働きを代わりに行ったり、阻害したりする機能を利用して、薬の開発が行われている。
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Last updated
2010.12.15 06:18:02
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