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生命環境科学 生物の大進化と地球環境 これはとても面白い講義でした。 1、進化はどうして起こるか? それは、発生過程での小さな変化が、大きな変化をもたらす。 たとえば、環形動物が多足類になり、それがある決まった節だけ足を持つようになり、昆虫に変化していく。 それはまさに、青虫が長になる、うじがハエになる過程にとても似ている。 2、原始の大気から生命が生まれたのか? 有機物が生まれただけでは生物にはならない。酵素活性を持つRNA翻訳機構の進化、逆転写機構の進化によりDNAワールドが たんぱく質の酵素活性、遺伝物質してのDNAが形成していく。 要するに、単なる有機物からDNAができるまでの過程は分かっていない。 呼吸効率が高い細菌だったミトコンドリアは、大きな原始的な食細胞に取り込まれ、共生するようになった。それが真核細胞です。 このような進化は27億年前に生まれた光合成細菌がつくった酸素の濃度が上がり、放散が起こった。(どんどん進化すること) 3、先カンブリア期の動物は、地球的規模の変化で、ほとんどが絶滅した。 4、古生代になると酸素が増え、オゾン層ができ、海の浅いところや陸地でも太陽からの有毒な放射線などが届かなくなり、生物は陸上にあがるようになった。 陸上生活では 陸上環境への対応のため、1、呼吸、2、乾燥対策、3、重力対策、 4、浸透圧対策が必要となった。 硬骨魚類 淡水で生活をしていたが、海に戻った魚類。塩類腺などがある。 5、大規模な絶滅の歴史 超大陸パンゲア すべての大陸が1つにくっついて存在し、それが割れていく過程において、火山活動が盛んになり、有毒な火山ガス、ちりで覆われ、日光が届かなくなったり、酸素濃度が急激に薄くなったりした。 そういう絶滅の後には、大きなニッチ(生態系の穴)が生じ、多様な生物が大発生している。
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Last updated
2010.12.15 14:05:57
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