たのしい生活　

今日は予定がいっぱいだ。
１０時から理科教室アシスタントの晴子さんがやってきて、予備実験をする。それ以前の問題が山積みだ。フトンをたたむとか、廊下を占領している各種ダンボールを隠すとか・・
なんとか無事準備は終わる。こんなウチに来てくれてスイマセン。

１２時から歯医者の予約。車で１５分位かかるところに知り合いの歯医者さんがいて、クリスチャン価格として安値でやってくださる。
「お手入れ、もうちょっとしてくださいね」歯科衛生士さんが何度も磨き方を教えてくださる。スイマセン・・

そこから舅さんの入院してる病院まで２５分位なのでクルマを走らせる。
舅マシュウはボーっとテレビを見ていた。
洗濯物を渡し、「花の塗り絵（大人用の上品なやつ）」と私の持ち腐れの６０色の水彩色鉛筆と折り紙を差し入れる。
マシュウ・・反応鈍い。彼は一応普通生活が出来るのだが検査入院、他の患者は結構重度の人ばかりで話し相手もなく、これじゃボケるのでは？
「散歩に行こうと思ってたらインフルエンザの予防接種しますといわれて待ってるんや」
お医者さんが回診に来たついでにお話しする。ヒジョーにもののわかったお医者で、舅の都合の良いようにしてくださいと言ってくれて一安心。

さあダッシュで帰るぞ。途中でダダダっと買い物とサンドイッチを買う。いかん、ボンの帰りにまにあわーん！！
誰に頼む？？サンドイッチをかじりつつ運転しつつ、忙しく頭を働かせる。なかよし学級のお母さんはいつも気軽に引き受けてくれるが、そこの子がパニックになるかもしれんし、習い事の日では？マンションの三階の同級生の女の子のうちは？気持ちよく引き受けてくれそうだが申し訳なさすぎる。晴子さんは？ベビーシッターの仕事かも・・韓国人のお友達はクルマに乗れないし・・そうだ、ピアノ先生にお願いしよう～　隣の棟のピアノ先生友達にお願いして気持ちよく引き受けてもらえる。ああ～よかった～

ボンの帰りから１５分遅れて到着すると、ボンは今まで見たこともない位殊勝に漢字の宿題をやっていた。ものすごっく丁寧。「これから毎日ここに寄ってから帰っていい～？」とお願いしたくなる。
しかし、ここの一年生の女の子はしんどいとかでお部屋にこもって出てこなかった。やはり・・組もキャラも違うしなあ・・悪かったなあ・・ゴメンナサイ。

帰ったらすでに花ちゃんが玄関先で待ってた。うわっ早い。
花ちゃんはお約束といってウキウキと雪ちゃんとこへ出かけていく。
「ボンもいく、ボンも雪ちゃんち～」

それはダメだよ。ボン。そうだ、この間団地の同級生お母さんが是非遊びに来てと言ってくれた。「光くんは？」「ボン、行きたい～！！」
自分で電話をかけてとりまとめる。お休みした時何度か連絡帳を届けたが、正式に遊びに行くのは初めて。イソイソ出かけてみると、そこは、本当に同じ団地とは思えないほどスタイリッシュな美しいお部屋だった。ちなみに子供は３人、一番下は２歳女児。す・・すごい～
美しくスマートな奥さんとお茶を頂き、平和に遊んでいることを確認して退出する。ボンと光くんとは何度かトラブルがあったらしいが、全く本人たちは引きずってないようなので一安心。

なぜ帰ったかといえば、友人から５時に電話がある約束だったのだ。
彼女は昔の教会友達だが、きつい躁鬱病にかかっていて、現在躁状態。夕暮れ時になると不安定になるから電話をしたいと朝に約束していた。
とっても賢い人で自分の状態をあまりにも客観的に分かって縦横に分析する。それで余計疲れてしまうのだろう。とりとめなく話を聞く。聞くことしかできん。日帰りがやっとできるくらいの距離だから行くことも出来ないし専門知識もない。でも最後にお互いにお祈りしあう。なんにも解決の途が見当たらない状況なんだけど、祈りってふしぎだ。神様の世界に通じる道が開ける。互いに少し嬉しい気持ちで電話を切る。助けているけど助けられていると思う。

そんなこんなで夕飯も遅くなってしまった。ああ～そして今日も片付かないのだった。
「理科教室前だから～」という言い訳は年中使えることに気づいた。なにしろいつでも「教室直前」か「教室直後」なんだから。言い訳にならんわ！