たのしい生活　

雨が降り続く今週です。
晴れても雨でもちょっとしたことですぐ泣いてしまうボンくんです。

今日は何で泣いたっけ・・

創立記念日でお休みでした。それで私の実家に行くことになってたのよね。
朝張り切って早起きして、寝てるわたしと花を無理やり起こして準備し、
さて行く前に、一回だけでええからピアノ弾いて、って言ったら・・
「なんで～っ・・遅くなるやんっ！」どんな長い曲を弾くンや！高々2分だろっ！
それでも最後の繰り返しをきっちり省いて弾いたボンでした。これはチビ泣き。

実家の近くに数年前にできた、府立の立派な博物館へ行きました。
入場無料でガラガラ、貸切状態。設計は安藤忠雄ですごーく立派。
ひとしきり見学して、資料コーナーで歴史マンガに読みふける花とボン。
しばらくして、「ねえ～、かえろーよ～、もうあきたよ～（チビ泣き）」
まだまだカワイイもの。

夕飯にコロッケも買っていた。子供用に二個だけ。半分に切って置いといた。
「天才てれびくん」に釘付けで食べるのがお留守のボン。はっと我に帰ると
「ボンのっ、ボンのコロッケがない～っ！！コロッケ～！！」（大泣き、本物ナミダつき）
父が食べてしまってたのだ。
「ほかのおかずもあるよ、半分は食べたでしょ」
「いやぁ～、コロッケ、コロッケ～！今からつくって～」
何を言うか、このアホが。
コロッケ半切れでピーピー泣くな。恥ずかしい。


帰る前、私は家事の超苦手な母が放置している台所を掃除していた。
（賞味期限切れの物ぐらい捨ててくれ・・同じようなものをアッチコッチに置くな！）

ボンが「ね～、何か子供用のゲーム持ってきた？ないの～？ゲームは～？？」
そんなん帰る間際に言うなよ・・「何もないよ。トランプは？」
「おかーさん、トランプは？トランプ～、トランプしたい～」
しかし母も帰る用意やらで聞いちゃいない。父は雨の中、なつかしの「少年少女世界の文学」全30巻を車に運んでくれてる。
「トランプ、トランプは～、ね～、トランプしようよ～、まだトランプしてないよ～」
べろべろに泣くボン。みんなは淡々と帰り支度をし、車に乗った。ボンも泣きながら乗った。
祖父母にバイバイもしないで泣いてるボン。
そして言うには「なんもゲームもしなかった、創立記念日がムダになったぁ～」とまた泣く。

本気で車からほりだしたろかと思ったよ私は。
運転しながら怒鳴りまくり、それがどんなに自分勝手で非礼で人をガッカリさせる言い草かをコンコンと言い聞かせ、まだ言い募るボンをねじ伏せた。
怒りの空気の充満した車内で黙々運転約10分。

「ねー、」
「何？（怒）」
「あのね、マイクでねー」
「マイク？」
「マイクでしゃべってる時、響いてるかどうかって、喋ってる人にはわからないの？」

はあ？なんの質問じゃ・。。？脱力するわ。
男の子は引きずらないんだよね。アッサリしてるんだよね。そしてまたアッサリ明日も繰り返してくれるんだよね～。はぁ～。