「えっじゃないか、えっじゃないか、えっじゃなーいか♪
伊勢のめいぶ~つ~ 赤福もちはえっじゃないか♪」
関西の子供ならみんなこのTVコマーシャルを聞いて育ち、
何かといえば赤福のおみやげをもらって食べてきたと思う。
空気のように自然にあった。伝統とか格式とかじゃなくて
いつものおみやげとして。
ああ赤福よおまえもか・・。
赤福もちって、もし新商品として出てきたなら、いまどき絶対売れないものだと思う。
正直、「もらって困るおみやげベスト10」には入っているのじゃ?
紙箱に20個とか入った、1種類だけの生菓子。
日持ちはしない(と皆思っている)、
個包装じゃないから職場には持っていけない、
おすそ分けもしにくい、
カロリーは高そう、
お皿に出して食べないといけない、
皿に出す時あんこを美しく取り出すのは結構難しい、
ほっぺたが落ちるほど美味いというわけでもない。
それでも売上げは二位をダントツに引き離して堂々の1位だったそうで。
それはやっぱり「赤福もち」だから、買ってたのじゃないかと思う。
ああそれなのにそれなのに・・・
大事なブランドを自ら汚してしまったんだ。
なんと愚かなことを・・。
赤福も雪印の運命をたどることになるのだろう。
残念だけれども。
ずっと前、伊勢神宮に行った時、暑い暑いさなかに赤福本店で食べた「氷赤福」。
赤福ってこんなに美味しいんだと感激したのは
あれは当日製造のヤツだったから
なんだろうか・・・。