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探偵の愚痴をきいてください

探偵の愚痴をきいてください

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2005.05.22
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カテゴリ:探偵
N主任の呼び出し・・・
これまでにになかったことです。

現場すら同行したことのない私・・・
単純に、あんまり話したこともなかったわけです。

「鬼」はこの主任によく取り入っていました。
目障りなほどに・・・

あの鬼はこんな大物にチクリを入れていたのです。
N・・・さしずめ大鬼といったところでしょうか。

これは正直誤算でした。

子鬼の性格からして、あんなことを人に言えるはずがないと・・・
プライドがそれを妨げると・・・思っていたのですが・・・



やがて報告書作成業務を終え、帰らなくてはならなくなりました。
これまでに帰りたくないと思ったことがあったでしょうか(笑)



私 「N主任、お待たせしました」


主 「よし!行こうか」




会社を出ると彼の車へと導かれます。



主 「助手席にどうぞ」(ちょっとオーバーな身振りで導く)


あぁ・・・私はどこへ連れて行かれちゃうのでしょうか?
一体こんな体育会系の二人がどこへ行くの?・・・


車に乗り込む私・・・



主 「「鬼」のこと・・・聞いたよ」(ニヤリ)


私 「そうですか・・・」(苦笑)




この時、私は腹をくくったのです。
武闘派どうし、拳で語り合うのだと(笑)


「鬼」をかけての戦いとはなんとも情けないが(笑)・・・


もう会社には入られないだろう・・・
負けちゃったらかっこ悪いし、勝ったっていられないだろう。こりゃどうしようもない!!

ただ、どうせだったら勝たなければと思ったのです。
そして改めて鬼の首を取りに行くのだと、決意したのです。

あんな中途半端なやり方では駄目だ・・・
次こそは、顔面の形が変わるほどに踏みにじってやるのだと(笑)



主 「ラーメンいこ!」


私 (変わったアプローチもあるものだな・・・安心させておいてゴツン・・・かしら。)




その手は食わないぞと気を引き締める私。
勝負は既に開始していると理解していました。


発進すると、それ以降の会話はありません・・・


彼の運転中、何度襲いかかろうかと思ったか・・・
ご存知の通り喧嘩は先手必勝です。


「信号の変わり目が狙い時だ・・・」なんて殺気立っていたのです。
ラーメンなんて言って、怪しい事務所に連れていかれてからでは遅いですからね(笑)


5分も走ると本当にラーメン屋が目に映りました。
近所でも評判の名店・・・。一度は行ってみたかった場所です。
店の前には2、3人が入店待ちです。


主 「先に行って並んでて」


私 「・・・・・・わかりました」




ちょっと拍子抜けの私をよそに、彼はトランクを開きます。


私(なるほど、やはり油断させといてゴツンか・・・バット?警棒?)


私が何も所持していないと思ったら大間違いです!!
ポケットに手を入れ、それなりの準備をする私・・・


やがて・・・近づいてくる彼が手にしていたものは・・・


あまりにも恐ろしいものだったのです!



ちょっと結果が見えてきましたよね♪
次回は「拍子抜け」です(笑)


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Last updated  2005.05.22 21:32:32



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