カテゴリ:探偵
長いこと張り込んでいますが、いよいよ眠くなってまいりました。
今日の対象者は動きがなく退屈なんです。さて・・・。大鬼とのその後です。 ラーメン店の外に二、三人並んでいるだけかと思いきや覗いてみると中にも五人以上の行列があります。 やがて並んでいる私のもとに現われた大鬼の手には黒い箱が・・・。 大鬼『ああ、だいぶ待つようだなこりゃ。後でこようぜ』 彼は試したいことがあると言い、私を近くのマンションに誘います。 マンションの一室の前に到達すると例の箱を開けて何やら黒い物体を取り出します。 大鬼『お前ちょっと周り見ててな』 さらに物体付属のイヤホンを装着すると玄関ドアにその物体をあててがっています。まるで聴診器をあてがうかのように・・・。 事態は急変!!。泥棒の片棒を担がされるのか?・・・と呆然と眺めている私に彼が言います。 『お前もやってみろよ』 訳もわからずに、イヤホンを装着するとその家の中の音・会話がはっきりと聞こえてきます。 そうです。それはコンクリートマイクだったのです!! 聞けば調査帰りに新型のコンクリートマイクを買ったためどうしても試したかったとのこと・・・。 それまでそんな物の存在を知らなかった私は非常に驚いたものです。 今はこんな物を使って調査をすることは何かとアレなので使いません?・・・が当時はよく使ったものです。 相手が家にいるかどうかの判断材料になりますから非常に便利なんですよ。 さて、ラーメンをたべながら鬼について語る二人・・・。 大鬼『あいつはどうしょうもない奴だ!!お前はよく堪えたよ』 私『・・・』(あれが堪えたことになるのだろうかW) 打ち疲れたので以下に要約します。 あいつはクズ。やられて当然だ。お前はよくやった。喜んでいる奴は大勢いるだろう。奴にはキツク言っておいたので心配無用である。お前の評判は良い。今後も{その路線}でいけ!! その路線=武闘派と理解した私(笑) 大鬼のお墨付きを得て、ますます盛んになってゆくのです。 そんな経緯でその後、数々の事件(笑)を巻き起こす私・・・。 それはまた別の機会に♪ これにて鬼編終了!!長いこと読んでくれた人達♪好きです♪ 〈終〉 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.05.23 23:25:07
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