テーマ:愚痴愚痴日記(1541)
カテゴリ:探偵
さんざんターゲットを尾行し、ついにその所在を判明させました。
時刻は深夜3時・・・ 本当なら勝利の美酒に酔い、ゆっくりと眠りにつきたいところですが、 翌日の開始時間は7時。 その間は4時間しかなかったのです。 私に選択の余地はありません。当然と車内での一泊を決意しました。 時は真夏・・・。寝苦しい夜には慣れたものです。 目覚ましをギリギリの時間にセットすると、あっという間に別の世界へと落ちていきました。 エアコンはつけません。経験上真夏のエアコンで風邪を引くことが多いからです。 ヤツに対する対策をしていたかって? 当然です。 あんな不愉快なやつには誰だって会いたくないものです。 ドアウィンドウを少しだけ開け放ちはしましたが、やつが入り込むことができないくらいの隙間ですよ・・・ それなのになぜ、ヤツと遭遇しちゃったのかしら? 調査中から隠れていたのか、それともやはり窓の隙間からなのか・・・ しかしながら当面は原因よりも、解決を図らなくてはなりません。 なにしろ、耳元で ブ~ン ブ~ンってやられた日にゃ 睡眠どころの騒ぎではなくなります。 なんて言うか、「刺される痒さが嫌」ってんじゃなくて、あの音ですよ!! ストレスで死にそうになるとでも言いましょうか。 しかも狭い密室ですから、その音を精一杯堪能できる環境な訳です。 こうなったら、この吸血鬼には早急に出て行っていただきたい訳で、 わたくしとしても一転、戦闘モードに切り替わったものです。 さてここからが知恵比べ!!。 しかしこの時の私は若かった・・・ まず試みたのは パターン1=窓を全開にすること。 そして次に大声で叫ぶ 「このやろぉ~がぁ~!!このチ◆ポ◆やろ~がぁ!!」(寝起きですから気が立ってますww) そんなことを言いながら、手当たり次第に車内をバンバンと叩きました・・・。 やがて落ち着きを取り戻すと、窓を閉めるのです。 さて、ヤツは恐れをなして逃げたでしょう。 私はシートを倒して眠りにつくのです。 ・・・のはずでした。 あぁ・・・。やつは3分後にその羽音を響かせたのです。 なるほど、パンチが足りなかったのか・・・ そして、パターン1を繰り返すのです。 下品な叫び声(笑)と共に、車の天井、助手席、フロントガラスを殴るのです。 はたから見れば変態ですよね・・・ 残り睡眠時間=3時間半・・・ (続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.08.04 02:54:35
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