015665 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

探偵の愚痴をきいてください

探偵の愚痴をきいてください

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Profile

tantou88

tantou88

Recent Posts

Archives

2024.10
2024.09
2024.08
2024.07
2024.06

Headline News

2005.10.04
XML
カテゴリ:探偵
先日のことです。
久しぶりの休日に自宅でマッタリしていると、
車載スピーカーの声が聞こえてきます。



「献血にご協力ください。「~~公民館」でお待ちしております」



妻 「献血だって。しばらく行ってないよね。」


私 「そうだね・・・」



妻 「そろそろ、健康チェックしないと。・・・よし、行こう!!」


私 「・・・行きますか(´_`。)」
  (内心・・・たまの休みに、血を抜きに行くの?  カモ~~ン,give me a break(笑)





我々は、健康維持のため(動機が不純ww)定期的に献血に行きます。
自らの健康具合を測るのに、血液成分表は重宝するものです。




(数年前の検査結果)
    ↓

私・・・中性脂肪値が標準範囲をオーバー。
妻・・・コレステロール値がオーバー。




これ以来、巷では「高脂血しょう夫婦」の異名を持つことになり、
不名誉なことこの上ありません(笑)
この屈辱を受けて以来、我々は健康に気を使っているのです。


公民館に着くと、問診に並びます。




献血係員 「現在の健康状態を、この用紙に記入してください」




ひと通り記入が終わり、用紙を提出した我々。
思えばこれが、悲劇の始まりだったようです。




係員 「400cc献血にしますか? 200にしますか?」




この時、私は思い出しました。
私が初めて献血した、今から8年ほど前のことを。

あれは忘れもしない、調査時間の合間のことです。
ターゲットが勤務先に入ったため、夕方までは調査継続の必要がなく、
暇つぶしに、近くの献血ルームを訪れたのです。


初めての献血ということもあり、体がびっくりしたのでしょう。
400ccの「成分献血」でしたが、それが終わった後フラフラになってしまい、
夕方からの張り込みがまともにできなかったという思い出です・・・
その日の調査の結果は最悪でした。


しかも、本日は成分献血ではなく、体への負担は未知数です。
そう、私は「成分献血」しか受けたことがなかったのです。


そんなわけで、私は迷わずに、こう答えました。




私 「200ccでお願いします(o・_・)」


妻 「ぷぷっ^^ 200だって。子供じゃないんだから」



妻は笑いを堪えきれない様子。
しまいには、係員までつられて笑っています。



妻 「400にしなよ」


私 「・・・じゃあ、400で」



血液チェックをした後、献血ルームに到着。
結構献血って人気があるんですね。そこには献血待ちの人々が数人。

10分ほど待っていると、まず妻が呼ばれ、200ccの献血を行います。


妻は献血車の奥の方で献血を開始。
やがて、私も呼ばれました。


私の位置は、入口に入ってすぐのところです。
ぶっとい針を刺されると、勢いよく血が抜けていきます。
初めての体験に、一抹の不安を感じた時でした。


こんなに勢いよく血が飛び出して、大丈夫かしら・・・


私の心配をよそに、終わりの時間が訪れました。
妻よりも先に、私のほうが終了になったのです。


どうやら、妻は血の出具合が悪かったようです。
血管が細いと、このように遅くなるのです。




係員 「終了です。それでは、針を抜きますね。気分は悪くないですか?」


私 「ぜんぜん大丈夫です^^」



係員 「1,2,3, はい!!」(針を抜く)



私の内心 (やった!!何事もなく終わった・・・。良かった^^)




安心して欠伸をした時です。
突然、目の前がボンヤリしてきました。


次に、首から上の血の気が引いていくのを感じ、
言葉を発することさえ、困難な状態に陥ったのです。



私 「う~・・・」



顔面蒼白の私を見て、係員はすぐに気付きました。




「大丈夫ですか!?・・・。イスを倒しますね!!」


私 「・・・・・・」(声が出ない)



献血イスは自動で倒れていきます。
どんどん、どんどんと倒れていき、ついにはひっくり返った状態になりました。


頭は地面につきそうなくらい、足は逆に一番高い位置に・・・
まぁ、頭に血を上らせようってわけですね。



最悪です・・・・・・。



何がって、ここは献血車の入口ですよ!!
献血待ちで並んでいる人が数人・・・


彼らから、丸見えなんですよ(笑)
あたしゃ、動けないし顔を隠せないし、視線をかわす事は不可能なんです!!


数分すると少し気分が良くなってきました。
私は、献血待ちの人々に申し訳ない気持ちになり、
係員に言いました。



私 「もう大丈夫です・・・」

言っていて、大丈夫じゃないことは分かっていたんです。
でも、この場から逃げ出したかった・・・・。



係員 「顔色が悪いですよ。まだ駄目です!」(きっぱり)



やがて、ついにその時がきました。
献血を終えた妻が、献血車を降りるため、私の横を通過したのです。



(●~▽~ (●~▽~ (●~▽~ アハハハハー(●~▽~




彼女は、なんとか声を押し殺しつつも、大口を開けて笑いながら、通過していったのです・・・・・・。
私はこの時の妻の顔を、一生涯忘れることができないでしょう・・・。



意識がもうろうとする中で私は思ったのです。

「もう、二度と朝はこないだろう」・・・と(「勝新」の本より抜粋ww)




楽天ブログランキング
参加してます 1日1回クリックしてくれると嬉しいです









お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2005.10.04 19:56:34



© Rakuten Group, Inc.
X