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探偵の愚痴をきいてください

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2005.10.12
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カテゴリ:探偵
衝撃は一度に留まらなかった。


アゴ男は次々と大衆を指名し、その誰もが儚い命を刈り取られた。
老若男女容赦なし。

よもや、日本国内で公開処刑が行なわれるなんて事を、
一体誰が想像しただろうか・・・。



アゴ男2



その凄惨な光景を目の当たりにしながら、私はある種不思議な感覚にとらわれていた。


殴っては倒れ、また殴る・・・
規則的な間隔、機械的に執り行なわれる行事を、ただを呆然と眺めていた。


この世の出来事ではない・・・と。
そう、私は不覚にも現実逃避を試みていたのだ。



会場の生気が次々に失われていく中、私はやっとのことで正気を取り戻した。
実に、十数人の命が失われた頃だった。



「何とかしなければ・・・」



私は、ありったけの知恵を振り絞り、
ついに一つの結論を導いた。




「殺るしかない」



コンバット◆◆◆を片手に、密かに彼の背後に近づいていく私を、
大衆の何人かが不安な目で見つめた。


その眼差しが、私にとっての命取りだったのだ。次の一瞬、
素早く振り返ったアゴ男の悪魔の目が、私を捕らえて離さなかった・・・。






アゴ男 「次はお前か (ニヤリ)

       エー、皆様。待ちきれない方いるようなので、少々順番を変更します」





アゴ男




私は、愚かにも自分の寿命を縮めていたことに気付いた。




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Last updated  2005.10.12 13:51:49



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