カテゴリ:闘う更年期
先日、NHKクローズアップ現代で「ミッドライフクライシス」が取り上げられていましたね。 9月17日放送 ミッドライフクライシス 人生の曲がり角をどう生きる 中年期からの人生に悩む声 私自身が今抱えているモヤモヤを全部ズバッと言い当てられててすごく驚いたのと同時に、これってみんなが通る道なんだ、と少しほっとしました。ただ「まだ出口が見つけられなくてもがいてる」人たちが多いことに、ちょっと気分が落ち込みました。 実は最近、同窓生で集まって話をする機会があって。 そしたら、やはりみんな、多かれ少なかれ家庭や人生に悩みを抱えていることがわかりました。 社会的に成功していると思っていた男性諸氏も、ご夫婦仲良くやっていると思っていた友人(女性)も、家庭(夫婦関係)に問題を抱えていて。 「かすがい」だった子どもたちが自立していなくなると、家の中に「他人」がいた!ということに気づくんですね。空の巣どころか、役職定年や早期退職で、いつもいなかった他人である夫が家にいる・・・大きな変化のようです。 ご多分に漏れず、我が家もムスメが進学で家を出たらオットと二人きりになり、何を話していいのか分からない状態に。うちの場合、オットはまだ忙しい立場なので平日だけじゃなくて週末も仕事で家にいなくて、家に誰もいなくて私だけが一人になってしまいました。仕事も減らしてしまったので「ここにいてもやることない」な状態に。 というわけで、何もすることがない地方の街から都会の実家へやってきて、自分がやりたい勉強や母の仕事の手伝いなどをしていたのですが。あれよあれよという間に母が病気になり、短い闘病期間の末に他界して。 母の闘病期間中、翻訳の仕事を減らさざるを得なくなり、数ヶ月ほど仕事をお断りしていたのですが、復帰宣言したもの見事に仕事量は減ったまま回復せず。なんならもっと減りました(^^;) そんなこんなで、私はまたしても居場所を失ってしまったのでした。 今年度一年間は勉強のし直しに専念する、と決めていて、半期ごとにスクールに通ってるし放送大学での勉強も続けているので、やることが全くないわけではないのですが、勉強のためにお金を払っているばっかりで、生産性(稼ぎ)のない身のなんとつらいことか。貯金が減り続け今年度が終わっても収入が増える目処は何も立っておらず、自分の存在意義が揺らいでいます。 ふと思うのです。 結婚して子どもが生まれてからずっと、「自分が成長するための時間がほしい」「自分のための時間がほしい」とずっと願いながら家事をこなし子育てをしてきました。家事も育児もそんなに好きでも得意でもなかったので、「いつか自分のための時間を取り戻すんだ!」と必死でした。でも、子育てが終わって自分の時間が戻ってきて、蓋を開けてみたら、私の中に「自分」はどこにも残ってませんでした。驚いたことに、子どものために、家族のために時間を費やすことが私の人生の目的になってました。家事も子育てもあんなに嫌々やってたのに・・・。 人生には大きな分岐点がいくつかあって、私の場合、大学院修了と結婚、そして出産が大きな分岐点でした。その都度、別の道を選んでいたら、と強く後悔することがあるのですが、そのたびに思うんです。結局、別の道はなかったんだな、と。いろんな言い訳を思いつくんです。それは自分の弱さのせいだったり他人のせいだったり社会のせいだったりいろいろなんですが、とにかくその時その時精一杯頑張って、自分で選んじゃった道なんだよな、と思うのです。 ・・・ 長々と駄文を書き連ねてしまいましたが、やっぱりここに書くと、思考がちょっとすっきりする気がします。 これまで、何かを書きたいと思いながら、何を書きたいのかわからなくてぐるぐるしてたのですが。 実はこのブログ、今年の10月12日で20周年を迎えます。 別に何か特別なことをしようなどとは思ってないのですがw 20年。 すごいな(語彙ww) #ミッドライフクライシス お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
September 19, 2024 03:10:35 PM
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