私の業務実績表・・・
ちょっとした必要があって、自分の翻訳実績表を作成しました。ちょっとした、というわりに、かかった時間はおそらく6時間以上とハンパなかったんですが。なにしろ、翻訳業を開始したのが2001年。私の16年間を振り返る、なかなか壮大な作業でした。といっても、2001年、2002年分の作業記録はどこかに行ってしまって見つからなかったのですが。というわけで、2003年から14年間分の合計の訳し上がり文字数を計算してみたところ。英日翻訳 3,821,729文字(400字詰め原稿用紙9,555枚)日英翻訳 117,662 words+アルファこれが、プロの翻訳者として多いのか少ないのか、よくわかりませんが。マイ・レコードとしては、結構、よく頑張ったじゃん(涙)と感動しました。しかも、内容を振り返ってみるに、最近続々と承認されている超高価な新薬の研究開発は、この時代にすでにブームが始まっていたのね、というラインナップ。今、医療機関で働いて、新薬が続々と出てくる現場を目の当たりにしていますが、私の実績表を見ると、私はこの職場に運命づけられていたのだ!と思わずにはいられません。この実績表を見た人はきっと、私が新薬開発研究専門の翻訳者だと勘違いすることでしょう・・・実際は、訳も意味も分からず泣きながら、大量に降って湧いてくる特許明細書の翻訳をこなしていただけだったんですが。だから、今、昔の仕事を振り返ると、ああ、今だったらもっと中身を理解して翻訳できるのに・・・と、当時の無知がひじょーに悔やまれます。それにしても、私はずっと、自分は英日翻訳が主で日英はサービス程度しかしていない、と思っていたのですが、英日翻訳を大量にこなしていたのは最初の数年間だけで、ここ7~8年ほどはほとんど英訳の仕事をしていました。実は、某翻訳会社の資格試験で、医療分野の英日翻訳の方は何回トライしてもさっぱり合格しないのに、日英翻訳の方は1年半程度トライしたらすぐに取れてしまって「あれ?」と思っていたのですが。こんだけ英文を書いていればそれもありか。(英日翻訳には優秀な翻訳者がひしめいているので、資格試験の合格基準も高いけど、日英翻訳はみんなあまりやりたがらないので、合格基準が英日よりもちょっと低めなんだそうで)最近失いつつあった翻訳への自信のなさが少し回復。もうちょっとだけ、プロの翻訳者としての自信をもってもいいんじゃないか、と自分を認められる気持ちになりました。記録って大事ですね。っていうか、実績表、その都度その都度ちゃんと更新しとかないとエライ目に合います・・・。