タヌタヌ
昨日は久しぶりの晴天だったので、洗濯機を4回まわし、最後にタヌキの抱き枕も洗った。
15年前、私が白血病で半年間入院した時、幼かった息子たちは母親のいない生活は不安で寂しかったのだと思う。
特に一年生だった次男は夜になると自分のベッドの周りに沢山のぬいぐるみを並べて寝るようになり、それは私が退院してからも続いた。
そこでその年のクリスマス…
サンタさんから届いたプレゼントはノンシリーズのタヌキさんの抱き枕。
名前はタヌタヌになった。
私のハンドルネームの由来でもあるこのタヌタヌは、それからずっと次男のベッドの上にいる。
次男がタヌタヌを可愛がっていたのは小学生の3~4年生位までだったと思う。
その後はベッドの下に落ちて気づかないまま埃まみれになっていたり、ベッドの隅に布団と一緒に乱雑にまるまっていたり…
それでもタヌタヌは捨てられることなく、思春期の頃も、成人した今もずっと次男のベッドの上でニッコリ笑っている。
何度も何度も洗濯をしているので、タヌタヌの背中はハゲてしまって可哀想な姿になってしまっているので、昨日「やっぱりもう処分しようか」と言ってみたのだが、次男は「そのままでいいよ」と一言。
ホッとした。
もし次男が処分すると言っても、きっと私も処分できないだろうから。
タヌタヌの背中のハゲはもっと広がっていくだろうし、ベッドの下に転がって放置されることもあるだろうけど、これからもニッコリ笑って次男を見守っていてほしい。
今日は花火大会。
退院した日も花火大会だった。
15年間、再発も後遺症もなく、元気過ごせている。
みんなに感謝!
ありがとう!!