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カテゴリ:バスガイド裏話と旅行記
沖縄へ行った時、申し込んだ旅行パックがキャンペーン中だったらしく、 4000千円分の割引チケットをもらっていたのだ。 これの期限が今年中だったので、急遽出かけることにした。 早速手配をお願いしようと、以前にもお世話になったAさんに 電話をかけた。 あたし達の希望は、 1.予算は、5~6千円(昼食&温泉含む) 2.加賀温泉内で(山代、山中、片山津、粟津のいづれか) 3.部屋食。(子供がいるので、落ち着いて食べたかった) はじめ、あたしとしてはたいしてわがままを言っているつもりは なかったのだが、この3つの条件を全て満たすのは難しかった。 一番のネックが、3.部屋食。 最近の日帰り温泉コースは、部屋食ではなく、 「お食事処」で食べるのが普通らしく、部屋を使える宿は少なかった。 さらに、料金が加算されるシステムになっているうえ、 人数も問題で、大人3名以上とかの制限もあったりした。 2人でOKで、部屋食ができる宿は、1軒のみあったけれど 人気の為か、満室状態。 というわけで、料金をアップしてでも、 部屋で食べたいというあたしの願いは断たれた。 あたしが、名古屋の旅行社にいる時は、この3つの条件を 満たす宿は当たり前のようにあったはずなのだけど、 やはりそれだけ旅館の経営状態って厳しくなっているんだろうなあ、 なんて、時代の流れを感じてしまった。 結果、1,2の条件を満たし、直前であたし達を受け入れてくれた宿は 山代温泉 瑠璃光。 近代的で、比較的栄えている山代温泉の中でも、 5本の指に入る名旅館だ。 瑠璃光にして、この値段は安い。 加賀温泉は、ガイド時代に30~40回は行っているので、 瑠璃光にも泊まったことがあるらしい(タオルが実家にあったので) っぽいけど、実はあまり覚えていない。 評判が良いことだけは知っていたので、ワクワクして行った。 あいにくの天気だったけれど、北陸自動車道から見る紅葉や、 インターを降りてからの色付いた並木道がきれいだった。 結論から言うと、瑠璃光はとてもいい旅館だった。 お出迎えからして丁寧。 日帰り客にも、ちゃんと世話係が付き、フロントから荷物を持ってくれ 食事処へ案内してくれた。 食事処も、広々とした小上がりになっていた為、 子供が歩き回っても大丈夫。 席に着くなり、お世話係りの人は 「子供さん用に、白いご飯お持ちしますね。」 そう言って、ホカホカの白いご飯と冷たいウーロン茶、 子供用スプーンとフォークをつけて持ってきてくれた。 これは、小さい子供連れにはとても嬉しいサービス。 会席料理って、小さい子供が食べられるものは限られている。 頼もうと思っていたものを、言われる前に 先を越されてしまった。 それが、サービスだ。 一つ一つ料理の説明もあり、味も見た目もとてもよかった。 献立 【秋菜】 銀杏豆腐 月兎 美味出汁 加賀野菜金時草錦玉子 毬栗 茄子田楽 海老煎り唐墨 秋刀魚焙り 【御造り】旬の物 あしらい 【温物】 土瓶蒸し 名残り鱧 松茸 銀杏 三ツ葉 【進肴】 津和井蟹 レモン 【焼物】 鱶鰭パイシチュー 【焜炉】 牛ロース鉄板焼 松茸 豆腐 馬鈴薯 秋茄子 パプリカ 葱味噌 【揚物】 穴子野菜巻 鱧青紫蘇揚げ 蓮根 青唐 葛切り 【食事】 松茸と山の幸釜飯 【留椀】 清汁仕立 【香物】 三種 【水物】 葡萄寄せ 5500円だったのだけど、お造りは中トロや鯛など 質のいいものばかりだったし、かにや天ぷら、肉の鉄板焼もあり ボリュームはなかなかのもの。 中途半端な安い価格の旅館の夕食よりもずっといい。 普段なかなか泊まれない高級旅館の味を 日帰りなら手ごろな価格で味わうことが出来るのだ。 うちの夫は、ご飯なしでおかずを食べられない人なので 最後に松茸ご飯が釜飯で出るというのに、 白いご飯を注文したいと言い出した。 「食べられなくなるよ!釜飯の火、つけてもらったら?」 というあたしに、 「釜飯は釜飯で食べたい。俺は白いご飯が食べたいんだ!!」 と駄々をこねた。 「わかった。その代わり、料理、一粒も残すなよ!!」 と、OKをい出してあげたら、ラストのデザートでは、 「苦しい・・・食べ過ぎた!!!」 と、もだえ苦しんでいた。あほやん。 最後には、特別にお子様用ですと可愛らしく切った メロンを持って来てくれた。 お楽しみの温泉は、ほぼ貸し切り状態で、広々とした大浴場、 ヒノキの立派な露天風呂など満喫!! 子供用のお風呂椅子(動き回ったりできないタイプ)があったので ゆっくりと体を洗ったりもできた。 他に付き添いがいない場合、この椅子がないと、 あたしは頭はおろか、体すらまともに洗えない場合があるのだ。 露天風呂のわきには、小さな渓流が作られていて、 風情も大変良かった。 お風呂場のアメニティも充実。 クレンジング、洗顔、化粧水から美容液。 洗い流さないタイプのトリートメント。 イオンドライヤーに、コットン、麺棒、髪を縛る用のゴム、 バスタオルは使い放題、湯上りの冷えたイオン水に 無料マッサージチェアまでと、至れり付けせり。 まさに、手ぶらでOKの日帰り温泉だ。 最後、食事の時の飲み物等の清算をしにフロントへ行ったら、 請求されたのはビール代のみ。 旦那が食べた白いご飯やウーロン茶までも、サービスだった。 少し前までは、ご飯や寝具を使わなければ、 小さな子供は当たり前のように無料だったけれど、 最近の旅館は連れて行くだけで、 施設使用料という面目で2~3千円請求されることが多い。 そんな中、安い日帰り客の無料の子供にまで サービスを惜しまない精神に、あたしは感動してしまった。 フロントのお兄ちゃんはホスト?って思うようなイケメンだったし。 ↑結局、それかい。 昔から評判のいい宿には、やっぱり理由があるのだ。 山代温泉 瑠璃光は、 今度は、泊まりに行きたいと思った宿です。 最後になりましたが、沖縄旅行同様この手配にあたり、 またもわがままを言うあたし達の為に、 その都度空室状況を調べ、いい宿を必死で探してくれた 旅行会社のAさんにも、本当に感謝!!! ありがとう♪ ↓↓温泉行きたくなっちゃったよ~って人!! ぽちっと押しちゃって!!↓↓ 人気blogランキング ↓こちらもポチっとお願いします↓ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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