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2009年05月16日
カテゴリ：夫婦の話と遠距離恋愛
最近、我が家の密かなブームは タカ＆トシがやっている「お試しか！」という番組。
普段、ほとんど趣味が合わない旦那と 珍しく笑いのツボが合致する番組で 特に好きなのは、居酒屋さんのメニューベスト１０を当てるというコーナー。 ストレートでベスト１０を当てれば１００万円もらえるけど、 一つでも外せば１００万円がもらえないどころか、 １０位全て当てなければ家に帰れないという企画。 しかも、一つ一つ注文としてコールする為、 頼んだメニューは必ず全員で完食しなければいけない。 毎回、６人で３０品くらい食べさせられていて、大変面白い^m^
で、その番組を見て影響されやすいあたしは すぐにそのお店に行きたくなってしまった。
最初に見たのは、「和民」の帰れま１０（テン）だった。
子供が生まれてからというもの、 たまに友人と飲みには行くけど チェーン居酒屋なんてものから随分遠のいてしまったあたし、 無性に行きたくなった。
というわけで、早速その週末、 家族で「和民」に出かけることにした。 「和民」なら、娘が好きな「ラーメン」があるし、 好き嫌いが多い娘も食べるものにも困らないだろう、 という思惑の下。
だから、「どこにご飯食べに行くの？」 という娘の質問に対し、 「ラーメンを食べにいくんだよ。」と答えた。
ほら、だって、幼稚園で「居酒屋に行った」とか連呼されたら なんか印象悪いやん。 幼稚園児連れて「居酒屋」て。 ←じゃあ、行くな。
それが、失敗だった・・・
土曜日の夜７時、いざ和民に行って見ると
「満席です。」
マジすかっっ！！！(＠_＠;)
待ち時間を聞くと
一時間です。
そんなに待つもんなんですか。 そんなに混んでるもんなんですか。
しばらく居酒屋に行っていないあたし、 週末の居酒屋事情を把握していなかったらしい。 ごめんなさい、なめてました。
しかし、幸いあたし達が行った「和民」は、 うなるほど居酒屋がひしめいているエリア。 「和民」の入っているビルだけでも、ざっと６件。 そんなビルばかりが立ち並んでいるので、 １時間なんて待っちゃいられねー、他行けばいいじゃん とばかりに、店を出た。
さあ、何処行こう？ つぼ八？素材屋？よりどりみどりだ。 と思いながらエレベーターに乗ると、娘が一言
「ラーメンは？」
あ。
娘は、完全にラーメンモードだ。
とりあえず、下の階の居酒屋にいってみることにしたあたし達、 ここは、すんなり入れるらしかったので 入り口で出迎えた店員に聞いてみる。
「あの、コチラってラーメンありますか？」
ラーメン屋、行けよだ。 まったく恥ずかしいったらありゃしない。
「スイマセン、焼きソバならありますけど。」
ぬぅっっ
娘に聞いてみる。
「なっちゃん、やきそばにしよっか。」
「ラーメンがいい。」
ああああ↓↓
完全にラーメンモード 。
「すいません、また来ますね。」 店を出る。
次の店に行く。
「ラーメンありますか？」
「すいません、おいてないんですよ。」
「なっちゃん・・」
「ラーメンがいい。」
ですよねーーーーーーーーーー
その後、そのビルの全ての居酒屋で同じやり取り。
ラーメンはない。
隣のビルでは、
「あ、１階ラーメン屋さんですけど。」
なんて言われる始末。
知ってるってば。 そう言いたくなる気持ちもわかるさ、 ホント、ラーメン屋行けよ、なんだけどさ、 でもね、でもね、
あたしは居酒屋に行きたいの。
それから、 親子の希望を両立できる 「ラーメンのある居酒屋」を捜し歩く旅が始まった。
「なっちゃん、うどんじゃだめ？」
｢ラーメンがいい。」
「なっちゃん、おにぎりにしよっか。」
「ラーメンがいい。」
どこまでもラーメンモード。
なんなんだ、この頑固さは！！
空腹のあまり、ちょっとムカついてきたけど タダでさえも、子供にとっては面白くもおかしくもない 「居酒屋」に連れて行くのだから、せめて食べたいと言っているものが あるところに連れて行ってあげたい。
あたしが「居酒屋」を譲りたくないように、 彼女も「ラーメン」が食べたいのだろう。
旦那は、空腹のあまりフラフラ、 娘に頼み込んでいたが敢え無く却下されて半べそになっていた。
どっちが親だ(-_-;)
気づけば、時計は８時。。。。
和民で待ってたら良かったと後悔しても、もう遅い(-_-;)
その後は、対面で失礼な質問をすることに心が折れたので 携帯サイトで片っ端から近隣の居酒屋に電話をかけまくり ラーメンがあるかの問い合わせにシフトチェンジ。 ↑クソ忙しい週末にいい迷惑。
ようやく「ラーメンのある居酒屋」にあたし達が辿りついたのは ８時半を回っていた。
まあ、ここの店員さんが天使に見えたよ。 娘は、満足そうにラーメン１杯を平らげ、 あたしは、居酒屋メニューを満喫した。
教訓
体裁を気にするべからず。
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