義母の帯リフォーム (その2)
白の博多帯についで気になっていた名古屋帯。濃い赤と緑が前とお太鼓の部分にど~んとあって、どうにも合わせにくいのです。義母もそうだったらしく、締めた形跡がほとんどありません。汚れ1つ無いし、このまま箪笥の肥やしにしておくのももったいないと、かがり仕立てなので、とりあえず解いてみました。以前作った作り帯(お太鼓と胴に分けたもの)と寸法を比べて、濃い赤と緑の部分が見えないように切り接ぎして作り帯にしました。お正月からこっち、ちょっと引きこもりがちだったので、ドライブで気分を一新しようと、一度締めた普段の半幅帯をこの帯に変えて。行き先は高野山のすぐそばの「丹生都比売神社(にうつひめじんじゃ)」。世界遺産に含まれています。山の田舎育ちの私には、とっても懐かしい感じの「天野の里」にあるこの神社周辺を散歩して、早春の気配を感じて来ました。帯揚げも義母のもの。帯揚げを上手く締められない私にとっては、絞りの帯揚げの方が締めやすいのです。