2015年10月25日 室生寺
今秋2度目の紅葉狩りは奈良県の室生寺。近鉄・室生口大野駅近くの大野寺へ車を停め、そこから東海自然歩道を6キロほど歩いて室生寺へ行った。 大野寺の境内から見る磨崖仏。 わかりにくいが、お顔を少し右(向かって左)側に傾げた弥勒菩薩だ。 大野寺は枝垂桜で有名らしく、3月下旬から4月上旬にかけてはN〇Kの取材があったり大混雑だとお寺の方が話してくれた。 大野寺からしばらく車道を歩き、東海自然歩道へ入る。 自然歩道の入り口にもみじ公園があり、ここにもバス停があるので、そこの駐車場を利用したほうが便利だったかもしれない 。 杉とヒノキの植林の中、沢を何度となく横切りながら(ちゃんと橋が架かっている)登っていくと石畳の道になる。 ここからしばらくすると峠。 峠を下ると室生の里に出る。 ここまで来たところで、夫が峠に帽子を忘れたことに気付き、峠まで取りに戻った。 ようやくたどり着いた室生寺。 紅葉の盛りはまだもう少し後といったところか。 国宝の金堂で特別拝観中の仏像達を見た。 お目当ての、運慶・快慶作といわれる十二神将を見ながら「新薬師寺の十二神将は・・・」などと話していたら、そこにおられたお坊さんが「十二神将をはじめ、仏像の並べ方はそのお寺によって違います。」と説明をしてくれ始めた。 なんでも、室生寺は最初は法相宗でその後天台宗に変わり、今は真言宗のお寺だそうだ。 天台宗から真言宗に変わるとき、ご本尊だった薬師如来の体に色を塗り、釈迦如来としてお祀りしているという。 一体の仏像が薬師如来からお釈迦様に変わるって、本当にびっくりした。(*_*; だから、今のご本尊が手放した薬壺を金堂の横木に彫って、薬師如来の名残を残しているのだそうだ。 それから、室生寺といえば・・・五重塔。 ここから奥の院を目指す。 奥の院手前の急な階段。 奥の院。高野山の奥の院と同様、弘法大師が秘仏として祀られている。 ここからバスで大野寺まで帰ったのだが、バス待ちの間に草餅を2個買ってバス代の小銭を作った。 折角歩いてカロリーを使ったのに・・・。 でも、美味しかった。(*^^)v 14117歩