2016年11月23日 明神平(1323m)~前山(1410mくらい)
ここひと月、山らしい山に登っていないので、曇りの天気予報だったが明神平へ行くことにした。家を出る時から雲は厚かったが、道中、吉野の綺麗な黄葉や紅葉を見ることが出来た。登山口の駐車場には先客が5~6台。ほぼ同時に着いた車から降りたのはハンターらしく、猟銃と思しきものを持った二人組だった。8時40分出発。歩きだしてすぐ、上がガスに包まれているのが確認できてちょっとテンションが下がる。明神滝あたりからガスに包まれ始めた。 10時半過ぎに明神平到着。山荘も霧の中。 まだ昼食には早いので、前山まで行くことにした。夫たち男性陣は明神岳へ登るというので、三ツ塚の分岐で二手に分かれた。前山に登る途中の大きなブナの木。 最近、森林セラピーとかいうのが流行っているらしく、私もこの木に抱き付いてパワーをもらってきた。 前山の山名版。探さなければわからないほど小さい。 ここで夫たちと合流する予定だったので、時間つぶしに写真を撮りまくった。霧が水滴になって付いたブナの枝。 風が吹くと、こういう水滴が雨のように降り注ぐ。夫たちが合流してもまだ11時半。明神平まで下りて昼食を摂ることにした。明神平の東屋には先客がいたので、山荘の横で風を避けてお昼。気温は3度。最近、「ヌーハラ(ヌードルハラスメント)」と言って、麺をすする音が外国人に大不評だということだが、私たちはお構いなし。盛大にアツアツの麺をすすって体を温めた。12時半、下山開始。水場を少し過ぎたあたりからガスが晴れ始めた。往路で少し霞んでいた明神滝も綺麗に見えた。 この日、水量は思ったほど多くはなく、渡渉は楽だった。 駐車場を14時出発。途中のやはた温泉(橋の右側の建物)で立ち寄り湯。 ここからの景色もなかなか良かった。 温泉を出たのが15時で、16時には五條の酒屋さんへ行けるかな~などとのんびり話していたのだが、その酒屋さんに着いた時、シャッターが閉まっていてちょっとパニックになる。水曜日が定休日だったのだ。時刻も早いし、御所の酒屋さんに向かうと運転手さん(友人夫)が言う。うちの夫もお酒を買う気満々だったので二つ返事でOKするが、友人の奥さんは渋い顔。で、途中の有名なお店でタイ焼きも買うということで、御所行きが決まった。だが、かもきみの湯を過ぎたあたりから渋滞が始まり、このままでは帰りが遅くなると、ナビも地図もない中、山麓道路があるという知識だけで抜け道を行った結果、最高のルート選択をしたのだった。まるでお酒の匂いに引っ張られたようだと大笑い。無事、御所の酒屋さんでお目当てのお酒を買うことが出来たのだが、このお店も実は水曜が定休日。本来なら休みだったところ、祝日だし17時までは開けようと思っていたのだとか。この時17時まであと十数分。抜け道を行かなかったら買えなかったかも!!と、ますますお酒に対する執着心のなせる動物的勘の良さに脱帽しつつ、タイ焼きを買ったのだった。この日の夕食はタイならぬサバフグ鍋。苦労して手に入れたお酒「風の森」がいつにも増して美味しかった。 15990歩 やはた温泉