2017年2月26日 明神平(1323m)
1ヶ月ぶりにいつもの4人が揃って行ったのは明神平。2週間前に私たちが金剛山へ登った時、この明神平への道は、倒木や積雪で駐車場にさえも辿り付けなかったらしい。それから暖かくなったり雨が降ったりしたので、もう大丈夫だろうと思ったのだが、駐車場手前にはまだ雪が凍り付いて残っていた。 それでも駐車場には多くの車が停まっていて、何組もの登山客たちに交じって私たちも出発した。遭難碑のところでアイゼンを着ける。私と夫は4本歯の軽アイゼン。しかし、友人夫婦や他の人は6本かそれ以上のアイゼンを履いていたので、ちょっと心配になった。案の定、土踏まずにだけ歯のある軽アイゼンでは、雪の急坂では蹴りだす時につま先が滑って歩きにくいことこの上ない。明神滝の下まで後数分の所。まさに雪山。 滝の下左側の洞穴っぽい所には氷の塊もあった。 滝も中央が凍っていた。 登るにつれ、霧氷をまとった薊岳が見えてくる。 左に明神平が見えるところまで来ると、霧氷のアーチが出迎えてくれた。 あしび山荘。 キティちゃんらしき雪だるま。上手だな~。 山荘をバックに4人揃って写真を撮ってもらう。やはり青空だと嬉しい。 山荘前から見た三ツ塚・前山(右)。 今日の目的は前山なので、もうひと頑張り。以前も抱きついたブナの木。雪に埋もれて低くなっていた。 明神岳(?)。 前山から見えた大普賢岳。 右側は八経ヶ岳、弥山・・・だと思うのだが。前山では思う存分霧氷の写真を撮った。 これだけ霧氷に囲まれていても日差しがあるおかげで全く寒くなかった。前山を下りてお昼ご飯。そこから前山の斜面を滑って遊ぶ人の姿がよく見えた。金剛山は子供の遊び場だが、ここはロープウェーもなく、数度の渡渉もあって子供が来るにはちょっと危ない。大人の遊び場だ。 明神平を後にしようとした時、もう一度見上げたら空の青が益々濃くなり、霧氷が益々綺麗に輝いていた。 左の谷の方から風が吹くのだろう、枝が右になびき、霧氷が左側に伸びているのがよく分かる。下山は登りより滑って大変だった。やはり来年は最低6本歯のアイゼンにしなければ。アイゼンを着けたところより少し下の地点で外す。日差しが暖かいので霧氷が融けているところも多かったが、振り返るとまだ白い山が見送ってくれていた。 14時半、駐車場にはまだまだたくさんの車が停まっていた。 友人のご主人が、アイゼンを外したところにストックを忘れて取りに戻るというアクシデントもあったが、無事に見つかって┐(´д`)┌ヤレヤレ。いつも通り温泉に浸かり、いつも通りお酒を買って帰路に着いた。 16434歩 やはた温泉