着物(ひっぱり)の身幅を詰めた。
例年、大体10月になったら単の着物を着始め、11月から袷、12月になってひっぱり(作務衣の上着の様に作業がしやすい袖になっているものを私はこう呼んでいる。)を羽織るというのが恒例だ。だが、今年は冬本番の寒さになるのが早く、11月になると早々ひっぱりの出番となった。最初は単のひっぱりを羽織っていたが、やはり気温が14~5度になると裏付きにしたい。この裏付きのひっぱり、帯をお太鼓に結んでも余裕のある作りになっているので、半幅帯を貝の口に結ぶ普段着に羽織るとどうしてもぶかぶかする。数年前に買ったもので、我慢して着ていたが、今年思い切って脇を詰めた。袷の着物の脇を詰めるのは大変難しいらしく、知り合いの和裁士さんに聞いたら全部ほどいて作り直すとおっしゃる。そんな大変な作業を和裁の知識が乏しい私ができるはずも無く、数千円で買ったこのひっぱりにそれ以上のお金をかける気はさらさらない。なので、脇の縫い目がどうなっているのか見るために裾をほどいてみたら、脇開きから裾に向かって前見ごろ・後ろ見ごろ・それぞれの表布と裏布の4枚が全部一緒に縫われた部分と、表布・裏布それぞれに分かれて2枚ずつ縫われた部分とが有った。な~んだ、これなら脇縫いをほどかずに4枚重ねの所は4枚重ねたまま、2枚の所は2枚のままそれぞれの内側を縫い、片側に倒して裾をまつれば良いんじゃないかと思ったので、やってみた。元の脇開きのところと同じ高さから縫い始めるのではなく、少し下から縫い始めたのが良かったようで、2センチほど詰めた割にあまり段差が目立たない気がして、脇開きには全く手を付けていない。➡ 元の脇開き。➡ 詰めた所。普段着だし、電車に乗ってつり革を持つこともないから、脇開きが多少ひきつっていても見咎められることは無いだろう。今年5月にミシンが壊れ(下糸が出なくなった)、メーカーに電話して大体の修理費用を聞いたら2万円くらいかかるかもとの返事、フットコントローラーが無くて縫いづらかったことも有り、思い切って買い替えた。【ポイント20倍】【新製品】ジャノメ コンピュータミシン MP580MSE【純正ワイドテーブルと純正フットコントローラーの豪華2点セット】【自動糸調子】【自動糸切り】【押え圧調節】【ミシン 本体】【初心者】【あす楽】5月はかごバッグの内袋を縫っただけなのでワイドテーブルを使わなかったが、今回は大物だったので初めて使った。やっぱり縫いやすかった。これに味をしめて、あと3枚、ひっぱりの脇を詰めた。山登りを始めて12キロほど痩せたので、着物も合わせが深くなって着づらい。普段着にしている袷の着物もこのやり方で身幅を詰められないかと思案中だ。3月末から同居していた次女も9月末に職場近くに引っ越し、部屋が空いたのでミシンを出しっぱなしに出来る。かごバッグ作りようにメジャーも出しっぱなし。冬場は日差しが暖かく差し込むので、この部屋に籠ることが多くなった。あとここにテレビがあれば言うことないのにな~。