2018年4月29日 観音峰展望台(1285m)
4月9日、義弟が腸閉塞で緊急入院した。LPガスの仕事は義弟が一人でやっていて、私は電話番と料金を支払いに来てくれた方の相手をするくらいなので、詳しい仕事内容はほぼ知らない。何が何だかわからないのに、義弟が集中治療室に入ってしまい、でも、お客さんに迷惑をかけられないので夫がたびたび仕事を休んで義弟の仕事をカバーした。22日に観音峰に行こうといつもの山の友人に誘われたのだが、19日が義弟の手術だったので断念。23日、観音平にヤマシャクヤクがたくさん咲いていたという報告を聞いて、私も見たいと思ったのだが、夫がお疲れの様子だったのでなかなか言い出せなかった。そんな中、手術後義弟は徐々に食べられるようになって30日の退院が決定。夫の助太刀も28日で終わるので、晴天予報の29日、思い切って観音峰展望台まで行くことにした。GWに入ったけれど、朝7時に出れば駐車場は空いているだろうと思ったのだが、到着した9時にはすでに白線で仕切られた駐車場所は満杯、その隣に車を停めた。休憩所そばのトイレの屋根の上に、まだ山桜が咲いているのが見えた。9時10分、登山(ではなくハイキング)開始。シダ(正式名称は知らない)の若芽が可愛い。観音の水場で水を汲み、スミレの咲く道を登る。ピンボケ・・・。ちょっと成長した蕨? これもピンボケ・・・。金杯のようなキノコとそれへ向かって行きそうなマムシグサ(右下)を見ながら観音平へ。これは脱皮途中のテンナンショウ。10時5分、観音平の奥のヤマシャクヤク群生地。見事に咲いていた。展望台へ向かう登山道のそばの日当たりの良い所の花はすでに散ってしまったのも。ヒトリシズカ。展望台直下にあった看板。友人が22日にここを訪れたのは、この火災でベニバナヤマシャクヤクがちゃんと成長しているか心配だったからだ。23日に無事だったとは聞いていたが、自分の目で確かめられて良かった。焦げた杭の向こうにベニシャクの若苗。焦げたススキからも緑の新芽が出ている。展望台の向こう側のベニシャクも元気だった。これで安心して景色を眺められる。展望台の右奥の山にも山桜が。弥山方面を見ると、双門の滝がキラキラしていた。大日山・稲村ヶ岳をバックに。帰路は久々に観音の岩屋へお参りし、義弟の回復を祈った。ここへの道の途中にもヤマシャクヤクがたくさん咲いていて、昨年5月3日にはまだ緑の固い蕾ばかりで全く咲いていなかった事を考えると、ソメイヨシノにしろヤマシャクヤクにしろ、今年の花の開花のなんと早いことか。少し早かったが、11時25分、観音平でお昼。ここの広葉樹の大木にパワーをもらって下山した。12時20分、駐車場に到着した時、休憩所の回りはもう1台も止められないほど一杯。なのに次々に入ってくるので、急いで場所を開けた。流石、GW。そんなに汗もかかず疲れも無いので温泉はパスして、でも五條の酒屋さんにはきっちり寄って、買い物のハシゴをしても15時に帰り着くことが出来た。行って良かったと夫が言ったので安心した。 10670歩