プサルターとスイカ
産守真っ最中の6月20日、一枚のハガキが届いた。今年一緒に山に登って餅撒きを楽しんだ、学生時代のワンゲル仲間夫婦の奥さんからだった。趣味でやっている「プサルター」なる楽器の演奏会を、我が家から歩いて数分の所で開催するとのこと、その招待状だった。その日は日曜日でムコ殿も来てくれているし、1時間くらいは家を空けても大丈夫だろうと聞きに行った。「♦オーストリアの古楽器 プサルター♦プサルターとは、三角形の箱型に25本の弦を張り、弓で弾く古楽器です。どなたでも気軽に楽しめる、手作り楽器です。ソプラノ、テナー、バスの音域の異なる3種類があります。」皆さんオーストリアを意識した衣装で出演していた。彼女の持っている楽器も彼女の手作り。裏の絵を一生懸命書いたが、演奏中は見えないから意味が無かったと苦笑いしていた。参加10グループのうち前半5グループしか聞けなかったが、それなりのグループも見事な演奏のグループも有って、一番大人数なので一番最後に回されたという友人のグループの演奏を聞けなかったのが残念だった。その日、彼女の旦那さんが来ていなかったので「どうして?」と聞いたら、「スイカのお世話で忙しい」からだとか。「じゃあ、美味しいスイカが出来たら連絡してね~。」と冗談で話したら、長女たちが帰った日(7月20日)の夜に「明日スイカを持って行く」とメールが入った。本当なら「戴きに行く」と返事すべきなのだが、その日は夫が仕事の緊急呼び出しに備えて自宅待機しなければならない当番だったので、お言葉に甘えることにした。で、持って来てくれたのが4種類5個の小ぶりなスイカたち。黄色いのがもう一つと普通の小玉スイカも有ったのだが、写真を撮る前におすそ分けしてしまった。彼らの一押しが黄色い"金の卵”で、中身は普通のスイカの様に赤く、シャキシャキした食感とのことだったがまさにその通りだった。どれも皆甘く、皮も薄く、本当に美味しいスイカたちだった。美味しかったよメールをした時、「来年は戴きに行くからね。」と付け加えたのは言うまでもない。祖母(ばば)バカのおまけ生後3週間のKくん