2020年2月23日 関西百名山の矢筈岳(811m)
心身の健康のために2週間に1度の山歩き。夫は祝日は休みではないので土・日しか行けない。土曜は雨だったし、霧氷が期待できないこの日、私はセリバオウレンと福寿草を見に金剛山へ行きたかったのだが、運転手の夫がうんと言わない。「じゃあどこに行くの?」と聞いたら「矢筈岳!」とのたまう。「帰りは”あやめの湯”に入って”サンピン中津”で買い物しよう。」とその後の予定まで決めている。鷲の川の入り口から、酷道309号線や釈迦ヶ岳へ行く道よりも狭そうな車道をヒヤヒヤしながら数キロ行くと、アマゴ釣り場に出た。過去のレコでは道路脇に駐車しておられた方が多かったが、今は釣り場もやっていないのでトイレ前に駐車。8時、駐車場出発。鷲の川の滝まで遊歩道を歩く。鷲の川の滝。滝からしばらく林道を歩く。途中で見た美味しそうなキノコ。滝から歩くこと40分、登山道入り口。橋を渡る。稜線までウラジロとヒノキの中の階段をあるく。ウラジロにゼンマイのような新芽が出来ていた。9時、稜線に出た。急坂の岩場でロープやシャクナゲを見るようになると山頂はもうすぐだ。矢筈岳の矢筈というのは矢の後ろの弦をひっかけるところらしいから、矢筈岳はいわゆる双耳峰。痩せ尾根の岩場の上り下りでは、ストックを仕舞って慎重に歩いた。10時15分、ようやく着いた山頂で、先日ダウンロードした山座同定ナビを試すのに夢中になり、自分の写真を撮るのを忘れてしまった。同定ナビで護摩壇山と表示された方をよく見ると、スカイタワーらしきものが見えた。ススキで有名なのだけれど、生石が峰が正式名称らしい。私の小・中学生の時の秋の遠足はいつもここだったので、生石山と呼ぶ方がしっくりくる。海に浮かぶ白い御坊発電所。分かりにくいが、稜線に風車がいくつも建っていた。11時40分、再び登山道分岐。帰りの林道は良く晴れていた。椿。ほとんどが枯れているのにこの1株だけまだ蕾のマツカゼソウ。ピンボケですが・・・白い沈丁花。実が紫ならムラサキシキブ・・・。前日に雨が降ったせいか、小さな滝がいくつも有った。再び鷲の川の滝。上から。12時15分から30分間、鷲の川の滝そばの東屋で昼食タイム。光の当たる滝は朝よりも迫力が増していた。12時55分、駐車場到着。花は少なかったが、なかなか変化に富んだ面白い山だった。 18895歩 あやめの湯