2020年4月19日 葛城山 (960m)
山登りは三密ではないけれど、不要不急の外出には違いない。でも、この時期にしか見られないカタクリの花を見に葛城山へ行こうという話になった。他府県への外出になるので、マスク着用はもちろん、触れるものすべてにアルコール消毒をするべく、小さなスプレー瓶に消毒用アルコールを入れて持って行った。年末に冷蔵庫掃除用に買っていたのが幸いした。気になったのはコンビニのトイレと公衆トイレのドアノブ。この日立ち寄った五條北インターの〇ブンイレブンには、アルコールスプレーが設置されていなかったので、入る時と出る時に持参したアルコールを手に吹きかけ、レジかごもアルコールで拭いた。自宅を7時に出発、ロープウェー乗り場の駐車場から歩き始めたのは8時50分だった。ロープウェー乗り場前のオオデマリはまだ緑。ここで、とても花に詳しい「先生」に出会い、花の名前をたくさん教えて頂いた。クサノオウ。(クサは草ではなく瘡とのことだった。)タネツケバナ。カキドオシ。ツクバキンモンソウ。キランソウは知っていた。マムシグサの新芽。9時30分、北尾根コースの展望ベンチで見つけた可愛いお花。残念ながら、「先生」は櫛羅(くじら)の滝コースを登られたので名前を聞けなかった。しばらく谷底のような道を歩く。尾根道に出て、カタクリの群生地があるという自然研究路に入ろうと思ったのだがそこは通行止め。少し遠回りをすることになったが、早速ショウジョウバカマやカタクリを見つけた。ショウジョウバカマ。カタクリ。自然研究路に入ると、まさにカタクリが群生しているのだが、日差しが無いせいかぐったりしている蕾が多かった。何とか咲いていたカタクリ。ここでまた「先生」と出会い、講義を受ける。(笑)葉の裏が紫色で細長いシハイ(紫背)スミレ。ちなみに、葉っぱがハート形なのがタチツボスミレなんですって。ミヤコアオイの花も教えていただいた。土と同化したようなとても地味なお花。教えてもらわなければ絶対わからない。このミヤコアオイがギフ蝶の大好物だとかで、ここではギフ蝶がよく見られるそうだ。ゆっくりお花を見ていたので山頂到着は11時50分。風が強かったので、葛城ロッジの近くでお昼にした。ロッジの上にある鐘と金剛山。さあ帰ろうと売店前まで来た時、売店の後ろに展望台が有ったので立ち寄る。そこに咲いていた見事なコブシ。展望台から大和三山。やっぱり盆地の中央に畝傍山。高見山も何とか見えた。またまたここで「先生」と遭遇。今度はショウジョウバカマの群生地の場所を教えて頂いた。お話し通りのおびただしい数のショウジョウバカマが杉の木の下に・・・。蕾も有った。念願のカタクリとショウジョウバカマを堪能し、帰りは櫛羅の滝コースで。13時10分、櫛羅の滝コース分岐。階段を下りるとまた谷底の道になる。とても歩きにくく、そう思う人が多いからか、自然と上に道が出来ていたのでそちらを歩いた。途中、またショウジョウバカマやカタクリ、ミヤコアオイを見つけては嬉しがった。14時20分、櫛羅の滝。ネコノメソウは水場の近くに咲いているようだ。キケマンも群生していた。こっちはムラサキケマン。こうして、14時45分、無事駐車場到着。駐車場前のツツジが満開だったが、例年GW頃には葛城山頂のつつじ園が満開になる。ロープウェーは運休していないから、やはり今年も大勢の人出でにぎわうのだろうか。今回は、駐車場の管理者の方にも親切にしていただき(私たちが車内でパンを食べていたからとのことでコーヒーをくださったり、靴の泥を落とすなら水道が有るよと教えてくださったり)、本当に人に恵まれていたなあと思う。おまけに、元プロ野球選手のKIYOHARAさんにとってもよく似た人に、山頂でも駐車場でも出会った。子供(少年)達10人ほど?と一緒で、葛城ロッジの従業員さんにも歓待されていた様子だったので、私は本人だと思ったのだが。こんな時でなかったら声をかけたんだけどなぁ~。 17354歩