2020年5月24日 行者還小屋
緊急事態宣言が解除されたとはいえ、越境登山は心苦しかったが、近場の生石山でお茶を濁すのはもう限界。トイレに立ち寄ったコンビニや道の駅ではマスク着用、出入りの前後には持参のアルコールスプレーで手を消毒した。いつも通り6時に自宅を出発して、9時10分に登山開始。この鉄階段のてっぺん付近にいつも生えているギンリョウソウ。9時35分、自称「千年ヒノキ」このヒノキに寄り添って生えている木の花が可愛かった。ミヤマシキミ?タイタン広場の上の大きな朴の木。私の木ということになっている。(笑)この辺りからシロヤシオが現れ始めた。だが、同時に雨もぽつぽつ。レインウエアを持って来ていたのは女性陣だけ、男性陣は傘とウインドブレーカーでしのぐ。10時10分、90番ポイント奥駈道分岐。いつものヤマシャクヤクの群生地はほぼ咲き終わっていて、咲いているのを探すのに苦労した。ヒメレンゲ。ヒトリシズカ。クサタチバナはまだ蕾が多く、咲いていたのはわずかだった。岩の上の小さな花。網で囲われたエンレイソウも花は既に散ってしまっていた。10時55分、行者還小屋到着。ガスで山頂はおろかすぐ先も見えない。少し早いけれど、この小屋の中で昼食にして、濡れたものを乾かした。休憩中に雨は上がったようだったが、ガスは晴れず。山頂へ行ったという登山者の方にお話しを聞くと、シャクナゲが綺麗だったいうことだったが、ガスで全く展望が無いのであれば行くには及ばないとここから引き返すことにした。そのご夫婦にギンリョウソウのことを聞かれ、登り始めの鉄階段の所は定番だが今日はあちこちで見たと教えてあげた。11時45分、小屋を出発。出発してすぐの左側にギンリョウソウ発見、「ここにあるよ~。」と小屋に向かって叫ぶ。帰路は彼らに聞いた「ギンラン」なる花が咲いていないかと足元に注意して下りた。そのギンラン、ピントが合ってなくて残念だがたぶんこれ。他にも小さな白い花を見つけては写真を撮った。12時55分、再び分岐。ここのシロヤシオはまだ蕾だった。13時15分、再びタイタン広場。雨が上がったので、一応タイタンを撮っておく。タイタンのそばの木にも可愛い花が咲いていた。13時45分、90番ポイント到着。行きではガスでほとんど見えなかった64番ポイントのナメゴ谷の登り龍も何とか見ることが出来た。 14660歩 中荘温泉は休業していた。