2021年2月23日 金剛山(1125m)の福寿草とセリバオウレン。
2月になり、金剛山の福寿草のレコが多数アップされている。自転車転倒による左手小指付近の腫れと左脇の痛みはまだあるが、どうしても見に行きたくなった。いつもはアクセスの楽な奈良県側天ヶ滝道で登るが、大阪府側千早の方が標高が高いので楽だろうと、初心者コースとして紹介されている文殊中尾根を登り、念仏坂を下りるコースを選んだ。何しろ初めてのコース、登山道入り口でアイゼンや熊鈴を打っていた千早赤阪村のお兄さんに文殊中尾根について聞くと、「ここから登るのが正式ルートや。でも、私有地やからゴミ捨てたりせんといてね。」とすぐ横のかすかな踏み跡を指す。「えっ ここから?」と思ったが、下りてくる人もいたのでお勧めに従って登った。少し登った所から車道を見下ろす。しょっぱなからなかなかの急登だが、林道歩きよりは全然密ではないので快適だった。右が昔の正式ルート。左が今の林道からの一般ルート。林道からの道と合流すると登山者は一気に増え、下りてくる人も多くてやっぱり天ヶ滝道とは登山者数が全く違う。木の根が入り組んでいる。文殊中道の終点はこの岩屋文殊。岩屋文殊からはさらに密が予想される山頂広場へは寄らず、目的の福寿草へ一直線。マンサク。「先ず咲く」が語源との説も有るらしい。お目当ての福寿草。昨年3月に来た時はなごり雪が降った後で、雪にしおれた福寿草だったが、今年は前日までの温かさが嘘のような寒さで、開き切っていないものが多かった。今年もセツブンソウの花を見ることが出来なかった。帰路の念仏坂はコンクリートの車道。ここを上ってくるファミリーも多かった。急な箇所も有ったが、歩幅を小さくして歩いたら膝にも全く影響なく、千早本道の階段よりはずっと楽にしかも短時間で下りられたのは驚きだった。今回、昨年、あるヤマレコユーザーさんに教えて頂いたセリバオウレンをやっと見ることが出来た。この1年、ずーっと見たいと思っていた念願のお花。私があまりにセリバオウレン、セリバオウレンと言っていたものだから、そんなに花に興味がない夫も一生懸命撮影していたのが面白かった。その翌日、関〇テレビで平日の夕方に放送されている「報道〇ンナー」という番組の天気予報のコーナーで、セリバオウレンが貴重な花として紹介されているのを見た夫が、キッチンに立っていた私を大声で呼んだのも面白かった。 16814歩