2021年9月5日 金剛山
9月末の笠ヶ岳登山に向けて、8月の運動不足を解消すべく2週連続のお山は、たくさんの種類のお花を見るには金剛山だろうと、観音峰から急遽変更。いつも通り朝6時に自宅を出発したので、登山口駐車場に着いたのは7時半くらいだったが、用意をしていると「乳房雲」が上空を覆っていた。夕方の天気予報でこの雲は雨の元だと聞いていたので、8時過ぎまで待機。雲をやり過ごし、駐車場を下りる階段から早速お花を撮り始めた。ニラ?林道に入って、ノブキ。ジャコウソウ。キンミズヒキ。オトコエシ。イヌショウマ。花弁がそっくり返っているのはヤマホトトギスだそうな。府営駐車場からたくさんある登山コースのどれを行こうか迷ったが、ヤマレコで踏み跡の多い涼しい谷ということで細尾谷を選んだ。入り口は以前行ったカタクリ尾根と一緒で滝の所。モミジガサ。アキチョウジ。これは?しばらく登って木に大きな丸印の付いた分岐を左に行った。右に行くとかたくり尾根。マツカゼソウと、赤いピンボケはミズヒキ。水の流れる沢の中を進んだが、夏はこれが気持ち良い。倒木の下をくぐり、トトロのお家の横を通り、丁度10時に金剛山の周回コースに出た。ここを右へ。イヌトウバナ。ガンクビソウ。ツルニンジン。ミズヒキの花のアップ。ヘクソカズラ。マネキグサ。キクバヤマボクチ。まだ色が残っていたヤマアジサイ。ゲンノショウコ白花。ゲンノショウコ赤花。花の終わったミコシグサも。アキギリ。アキノタムラソウ。フシグロセンノウ。ミズタマソウ。フシグロ。季節外れのタンポポ。ヒヨドリバナとなんとかヒョウモン。カラスウリ。ちっちゃな赤いキノコ。ツルリンドウ。ミカエリソウ。久々に葛木神社へお参り。ツリフネ。キツリフネ。オタカラコウ。シシウド。ゆっくり多くの花の写真を撮り、ミュージアムの放送につられて展望台から壺阪寺の大観音を望遠鏡で見せて頂いたりして、国見城址へ回る時間も無くなり、一番距離が短い下山道ということで選んだのが文殊東尾根。下り始めて思い出したのが、ここはかなり急坂のハードコースだと紹介されていたということ。雨上がりで木の根が滑る上、段差も大きくてかなり気を遣いながら下りた。テイショウソウ。花弁が平らなのはヤマジノホトトギスだとか。ノササゲ?百ヶ辻手前の沢にブラシを置いてくださっているのでそれをお借りして靴とストックの泥を落とせたのが有難かった。15時5分、無事駐車場到着。この日、出発時には何ともなかった私のお腹の調子が悪くなり、トイレがあちこちに整備されている金剛山を選んだのは大正解。友人の奥さんがいつも持って来ているという「和歌の浦」という胃腸薬を貰って飲んだ。我が家の胃腸薬は「陀羅尼助」だが、こっちもよく効いた。先週たくさん見たカワチブシ、名前の由来「河内の附子(ぶす=毒)」だというここ金剛山で見られなかったのが少し残念だ。 18704歩 焼き鳥