2022年12月4日 天の香久山。
雨予報の4日、次の土日は予定が有ってお山に行けないので、傘を差して歩ける山?ということで天の香久山と甘樫丘を選択。出発が遅く、香久山だけになってしまったけれど、なかなか面白いお出かけだった。6~7台停められる万葉の森駐車場に車を停めて香久山山頂を目指した。紅葉はほぼ終わりかけ。日差しが有ればそれなりに綺麗だったかもしれない。15分ほど歩いて天の香久山山頂に到着。山頂からの眺めは昔はこう見えたのだろう。草木が生い茂った今はかろうじて畝傍山と遠くに二上山が見えるだけ。山頂にある「國常立神社」。この神社の前にあるベンチでお昼ご飯にしたのだが、食べ終わるのとほぼ同時に小雨が降り始めた。傘を差して奈良文化財研究所の藤原宮資料館を目指す。幸いなことに雨はすぐに止み、お花の写真を撮る。コナスビ。アキノタムラソウ。ハキダメギク。ママコノシリヌグイ?ムラサキサギゴケ奈良文化財研究所の藤原宮資料館。夫がマスクを忘れてバンダナをマスク代わりにしたら入れるかな~とザックを探っていたら、館の方が出てこられてマスクを渡して下さり、無事入館できた上、藤原宮についていろいろ説明してくださった。展示物では藤原宮近辺のお寺の鬼瓦がたくさん有ったのだけれど、おそらく蓮の花をイメージしていると思われた。アケボノソウやセンブリの花弁の数を数えるのがほとんど常態化している私は、ここでも瓦の蓮の花弁の数を数える始末。(笑)8枚と10枚が多かったが、11枚というのを見つけ、奇数を描くのはちょっと面倒なのでは?と、このお寺のあるいはこのお寺の瓦職人のこだわりを感じたのだった。硯は丸型でたくさんの脚に支えられていた。真ん中に丘があり、縁に海が有るので、長机に右利きの役人たちが交互に座れば二人で一つの硯を使えてエコだな~とか想像してしまう。役人の似顔絵の落書きも面白かったし、再現された貴族の食事はデザート3種(寒天・蘇・果物)も付いた豪華なものなんだと知った。有料だった高松塚古墳より楽しめた。(笑)帰路、駐車場までは香久山の裾を回って行くことにした。天香山神社。ここにある波波迦(ウワミズザクラ)の木。この分岐で私たちは「月の誕生石」方面へ。月の誕生石。続いて蛇つなぎ岩。時間があったので駐車場下の散策路をしばし。ほとんど枯れ木だったけれど、それにちなんだ歌碑がたくさんあってなかなか面白かった。私も映ってしまった。(笑)他にこんなタイプのも。最後に季節外れのお花たちを撮っておしまい。タンポポ。レンゲソウ。ハルジオン。 7288歩 お好み焼き