猫と財布に優しい生活

フードを口もとに近づけて、あからさまに嫌がるようだったら、フードのニオイで吐き気を感じている可能性があります。
この場合、「その１」に書いた方法では食べてくれません。

うちの子には、こういうときは普段と違うフードを与えます。
肝臓と腎臓が悪いので、食べさせてよいのは k/d と l/d だけと言い渡されていますが、このときは特別に a/d を開けます。

さっきまで顔をそむけて食べるのを嫌がっていた子が、とたんに
「ちょ～だい ちょ～だい！」

どうやら、吐き気の対象は「いつものゴハン」だけみたいなんです。
「久しぶりのごちそう」なら喜んで食べるゲンキンさ。
あくまでも、うちの子の例にすぎませんが・・・

それでも、半日から１日 a/d が続くと、それも「いつものゴハン」に降格するのか、口をつけようとしなくなります。

そうしたら、また別のフード。水分の多いレトルトにします。
引き出しからパックを出しただけで
「ちょ～だい はやくはやく～」

これがまた降格したら、次は違うメーカーのものを開けます。
（同じメーカーだと、銘柄が異なっても共通の特徴があるので、食べてくれないことがあります）

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うちの子が、今ちょうどこの状態です。
以前にもこういうことがあったので、a/d 缶や市販フードを常備して、こんなふうに対処できています。

初めてのときはどうしてよいかわかりませんでした。
何も食べずに、冷たい床で身体を冷やして・・・
無理に食べさせようとすると、本猫の意思とは無関係に頭が激しく動いたり、口に入れたものを吹き出したりするし（嘔吐反射）。
連休で病院は休みだし、そのうちにグッタリしてきて、もうこのまま２度と走れないのではとオロオロ。
回復するのに１週間かかりました。

食べ物の匂いで吐き気を催すのは、肝臓が悪くなったときの特徴だそうです。
肥満ネコの絶食は危険だといわれますが、肥満じゃなくても、お世話になっている先生いわく
「ネコは絶食ダメ！！！」

あくまでもうちの子の例にすぎませんけど・・・
こんなケースもあるので、普段のとは全然違うフードを２パックぐらい常備しておくのも、良いかもしれませんね。