テーマ:エコライフの工夫♪(811)
カテゴリ:★猫に重曹、大丈夫?
重曹のこと、調べてみました。
まず、化学式は NaHCO3 。 Na を1コ含む点が、食塩(NaCl)と共通しています。 それから、分子量。 食塩 58、重曹 84 だから、重曹のほうが重い。 あ、小数点以下は省いてますので。 食塩 58g に含まれるナトリウムは、重曹だったら 84g ということ。 同じ重量だったら、重曹のほうが塩分が少ない(約7割)といえますね。 さて、化学式に「Na」が付いていても、水に溶けてイオン化しないと、ナトリウムイオンになりません。 食塩が水に溶けやすくて、重曹が溶けにくいってのはわかってるけど、サイトによって溶解度の数値がビミョーに異なるんですよ。 信頼できる数値を今さがしているところです。 (7/1追記:胃酸と反応するので、水への溶解度はあまり関係ないのでした・・・・・・詳しくはその4にて) それと、もう1つわかったこと。 よく「料理にも使うから安心」っていうけど、それって、重曹の加熱分解。 重曹の水溶液は、65度以上で急速に分解します。 このとき二酸化炭素を放出するから、生地が膨らんだりするそうです。 2NaHCO3(重曹) → Na2CO3(炭酸ナトリウム) + CO2(二酸化炭素) + H2O(水) お料理に入れた重曹は、食べるときには、もう重曹じゃないのだ~~~! 重曹を使ったものを食べるのと、重曹を経口摂取するのとは、分けて考える必要がありそうです。 で、重曹と食塩で検索していたら、まさにその、重曹と食塩の経口毒性を比較するページを見つけてしまいました。 「重曹のLD50値は食塩に比べて大きく このことは 重曹の経口毒性が食塩に比べて低いことを示しており・・・・・・」 LD50 って何かと思ったら、「半数致死用量」ですって。 わかります? 以前に「ヘナと私」の記事で、こんなことを書きました。 「ネコの胃にヘアダイを流し込んで5時間後に何匹死ぬか なんて実験があるときくと、ネコにすまなくて買えません」 そういう実験のことです。多分。 この物質をこの動物に、どれだけの量を投与したら、死亡率が 50% になるか。 その量を見きわめるための実験。 ラットで出した数字が、重曹 4220mg/kg、食塩 3000mg/kg。 食塩では 3000mg までしか耐えられないラットが、重曹だと 4220mg まで耐えられる。 これは重曹の安全性を示している。そういうことです。 う~ん・・・・・・・ 知りたかった答の1つではありますが、こういう形で知るとは思いませんでした。 死んだラットも、死にきれなかったラットも、どんなに苦しかっただろう。 今までわかったことを総合すると、重曹が無害かどうかはともかく、食塩よりはずっと安全に思えますね。 でも、最後に1つだけ確かめてみよう。 ラットの実験結果を、分子量で割ってみました。 食塩 3000 ÷ 58 = 51.7 重曹 4220 ÷ 84 = 50.2 あら~~~ほとんど同じ数字! てことは、致死量における分子の数が、一致するってこと。 分子の数が同じなら、ナトリウム(つまり塩分)の量も同じ。 食塩か重曹かに関わらず、ナトリウムで、結果が出ているのなら! だったら、重曹 8.4g と食塩 5.8g は同じ危険と考えなくてはいけません。 大さじ半分強と小さじ1強・・・・・・あんまり違わないような気も・・・・・・ 化学なんてウン十年ぶりなので、根本的な勘違いしてるかもしれませんが。 アタマ疲れた・・・・・・とりあえず今日はこのへんで。 (ネコに重曹、大丈夫? その1 その3 も見てね) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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