猫と財布に優しい生活

そのに のつづき。

布団に戻った30分後、またもや爪とぎバリバリ、新聞ガサガサ。
お嬢さま、オ○ッコをなさる。

とはいってもさきほどなさったばかりなので、新聞の音だけさせてシモベを騙すつもりだろうと寝たフリを続けると、早朝の集合住宅にはあるまじきバタンバタンの音。お嬢さまったら裂いた新聞で埋めるだけではご不満で、脇にある爪とぎで蓋をなさりたいのだが、鋭い爪を用いても爪とぎを引っぱりあげるのは難しく、すぐ落下してバタン。たいへん失礼いたしました本当になさっていたのですねと布団から這い出すとあとはまかせたとスタスタ去るお嬢さま。やけにインターバルが短いが、新聞の濡れ具合を調べると膀胱炎の心配はなさそうで、1時間前に召し上がったお水が早くも通過した様子。あぁ目覚ましが鳴るまであと 15分寝られたはずなのにと思いながら濡れた新聞紙を別の部屋まで捨てに行き、洗面所で手を洗い、冷蔵庫からお嬢さま用の氷を出して皿に入れ、お湯を加えてレンジでチンしてさらに揺すって溶かし、お約束のお水でございますどうぞお召し上がりくださいとお嬢さまの前に置き、エアコンを付け、新しい新聞紙 1枚をトイレに敷き、2枚を細く裂きながらその上に乗せ、朝ごはんは目覚ましが鳴ってからご用意いたしますのでそれまで暖かいところでお待ちくださいましとエアコンの温風の下にお連れし、寝なおす時間は無いとわかっているものの疲れきった身体で布団に戻る。

（写真と本文は関係ありません）

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猫に優しいミニ情報●【署名】動物虐待への対策強化を求める請願 3/31まで