テーマ:犬・ネコの健康(633)
カテゴリ:2007ペットフードリコールとその後
乾燥全卵からメラミンが出たというので、久々に政府系サイトに行ってみたら、食品安全委員会から新しい情報が出ていました。
「メラミン等による健康影響について」(10月9日)(10月16日更新)[PDF] 初版は 9日にアップされてたんですね。 毎日ストーカーしていたペットフードのときと違って、気が向いたときしか調べないので、気づくの遅れてゴメンナサイです。 これで、今月 1日の記事 に書いたことが、大きく変わってきました。 昨年のペットフード禍の後で判明したことなど、最新のデータが盛り込まれています。 (ほとんど FDA が 10/3 に発表した内容だけど) 前回はバッサリ斬らせてもらいましたが、今度のはぜひ、皆さんに目を通していただきたい内容です! 以下、「猫と財布」的コメント少々。 III.安全性に係る知見の概要 >1.毒性等に関する科学的知見 >(3)メラミン及びシアヌル酸等の複合影響 2007年にああいうことがあった以上、「メラミン+シアヌル酸」の動物実験が行われることは避けられないとは思っていました。 実際、動物実験で「複合影響」が確認できたことが、10/3 の FDA の発表につながっています。 のところを引用します。
太字にした意味、わかりますか? この実験、 さんたちを殺さずに行っています。 尿検査と、あとは血液検査ぐらいでしょうか。 ネコ以外では さんと さんと さんで 400mg/kg もの量で実験が行われ、腎組織の様子とか書いてあるので皆さん解剖されたのだと思いますが(涙)。 ネコに関しては、汚染フードのときの解剖記録があるから、そこまで必要ないということでしょうか。 投与量も少なめです。 研究者だったらホントは、汚染フードの症状を再現して、その解剖結果が一致するってとこまで見届けたいだろうに…… 最低限のことを確かめただけで、実験オワリ。 どうもありがとう。ちょっとカンドーしています。 III.安全性に係る知見の概要 >2.国際機関等の評価 >(1)米国食品医薬品庁(FDA)「メラミン及びその類似化合物の暫定リスク… ズバリ、 です。 「メラミン及びその類似化合物の暫定リスク/安全性評価」(FDA 2008.10.3 英語) 注目したいのは、「メラミンとシアヌル酸の複合影響」を想定した参考値が新たに規定されたこと。 メラミン単独の場合の 10分の1、つまり 0.063 mg/kg-bw/d です。 この数字はこれから何かと引き合いに出されるはずなので、覚えておきましょう。 タマゴの件で、ニュースがまたドドドと出ると思いますが…… 耐容1日摂取量としてメラミン単独の TDI(0.63)だけが出てきたら、それは勉強不足の記事ですよ~~ それにしてもあの記事を書いた直後に……もしかしてこのブログ読みましたかぁ?> FDA V.まとめ
調べていないのか? もともと入っていないのか? 実は、前の記事で 「乳児に腎臓結石が出ている以上、牛乳に入れられたメラミンもジャンクメラミンに間違いないのに」 と書きましたけど。。。 “もともと入っていない”可能性も、無くは無いと思っています。
その場合、最終製品からシアヌル酸が検出されなくても、不思議ではありません。 (あくまでも素人の仮説ですので、そこんとこよろ~~~) まぁ、粉ミルクの場合、メラミン単独としても十分に有害な量が混入していました。 それと、結石の成分について、「尿酸」って書かれた記事があるんですよね。 まぁその記事自体、どこまで確かかわかりませんが、
猫に優しいミニ情報10/18-19【大阪】感謝祭 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年10月18日 17時07分11秒
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