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タイトルは 「日本人だけなぜ、がんで命を落とす人が増え続けるのか」 ってなってるけど。 食生活の変化のせいだ!とすぐに答を出しちゃって。 だからこういう食生活にすべし!という、食事療法の本です。 違うだろぉぉ~~と思ったのは、前にも紹介したこの本の、この部分を覚えていたから。 この論理の欠陥は、日本人の平均寿命が伸び続けているという単純な事実を見落としている(あるいは故意に見落としたふりをしている)点にあります。ガンはその性質上、年を取るほどかかる確率が上がっていく病気です。一方、かつて死因の上位を占めていた結核や脳卒中などの病気は、医薬の進歩などによってかなり治療・予防が可能になっています。要するに、かつては若い人の命を奪っていた病気がほぼ駆逐されたために、いまだ治癒率の低い病気であるガンによる死亡率が相対的に上昇しているに過ぎません。非常に乱暴な言い方をすれば、医療の進歩のおかげで今や日本人はガンくらいでしか死ななくなった、という方が真実に近いのです。 【佐藤健太郎 著 化学物質はなぜ嫌われるのか P19より引用】 まさに!でしょ。 さらに、「日本人だけなぜ…」と問いかけておきながら、諸外国のデータを示していないのもヘン。 本当に日本だけ特殊なのかどうか、わからないじゃん。 ア○ゾンじゃ高評価なレビューが並んでるけど、そういうところを誰もつっこまないのか。。。 今の放射線問題なんかも、こういう安易なロジックで自説を展開しているケース、けっこうあるんじゃないでしょうか。 気をつけないとね。 で、しょっぱなから激しくけなしてしまいましたが。 この本の影響で、 は不思議なモノを食べさせられることになるのです。 続く。 【関連記事】 ・化学物質はなぜ嫌われるのか お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年10月20日 11時52分49秒
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