カテゴリ:東日本大震災
環境省がこんな入札広告を出しました。 こういう広告が出たということは。
保護活動方針というからには、「保護」が大前提であることを強く願います! 愛護センターという名の殺処分施設って例もあるから ■目的■1.業務の目的 環境省及び福島県は(略)9 月以降は、飼い主からの保護依頼情報等を基 に、放浪犬猫の保護活動を行っている。警戒区域内の犬及び猫は長期間放浪し ていることから警戒心が強くなり、容易に保護できない状況となっているが、 来春の繁殖期を迎える前に、一斉保護が必要となっている。 本業務では、警戒区域内の放浪犬及び猫の生息個体数を推定し、今後の保護 活動方針を検討することを目的として、警戒区域内の放浪犬猫の生息状況調査 を行うものである。 http://www.env.go.jp/kanbo/chotatsu/pdf/20111215/021003918b.pdf つまり。
■スケジュール■
最速で16日に調査計画を出したとしても、警戒区域に入れるのは21日以降。 正月返上…は無いとすると、年内ギリギリか、あるいは三が日を過ぎてから。 1月4日から 7日間だと、終わるのは 1月10日。 (こんなことしている間に、「生息個体数」がどんどん減ってしまいます) 契約期間が 1月末までだから、遅くても 1月中には「環境省担当官と協議」が終わるとして。 実際の保護活動は、2月以降を想定していると思われます。。。 (こんなことしている間に、「生息個体数」がさらに減ってしまいます) それと。 「環境省担当官と協議」まで進まないことには捕獲手法が決まらない(はず)。 だから、誰がその保護活動にあたるのかも決まらない(はず)。 まさか、保護活動の請負先をまた入札で・・・とか? (そんなことしたら、「生息個体数」が著しく減ってしまいます) ■調査方法■
圏内外で活動しているボランティアさんも「関係者」に含めてほしいけど、どうなんだろ。 ■競争参加資格■犬猫スキルではなく、野生動物調査のスキル が求められています。 野生動物調査研究の実績 と、警戒区域となっている地域での調査経験 を持つ人材が、2名×2組=4名必要です。 平成22・23・24年度環境省競争参加資格(全省庁統一資格)の格付も必要。 これは「統一資格審査申請・調達情報検索サイト」で申請すれば、1週間程度で結果が通知されるみたい。 https://www.chotatujoho.go.jp/va/com/ShikakuTop.html まぁ、「20km圏内で野生動物調査経験アリ」となると、かなり限られるはずで・・・ 出来レースなんでしょうかねぇ。 (野生動物研究者じゃ、給餌もしてくれないだろうな・・・) (野生動物研究者が提案する捕獲方法って、犬猫ボラさんから見てどうなんだろ?) 以上、入札広告からのピックアップでした。 さらに詳しくは、環境省のページでどうぞ。 http://www.env.go.jp/kanbo/chotatsu/021003918.html http://www.env.go.jp/kanbo/chotatsu/pdf/20111215/021003918a.pdf http://www.env.go.jp/kanbo/chotatsu/pdf/20111215/021003918b.pdf お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年12月02日 13時20分30秒
コメント(0) | コメントを書く
[東日本大震災] カテゴリの最新記事
|
|