カテゴリ:ひとりごと
昨日開けた缶の残りをお皿に出して、チイくんの口元に差し出した。 チイくんの頭が、上下に激しく揺れた。 以前クーにも似たようなことがあったから、すぐわかった。 食べ物のニオイによる、嘔吐反射だ。 別のメーカーのパウチを開けた。 今度は大丈夫だった。 水分の多いところをペロペロと舐めて、フガフガと口を動かした。 食べた量は、小さじ1 もない。 せいぜい小さじ2分の1ぐらい。 息を吐くときに、鼻が鳴る。 昨日は吸うときに鳴っていたけど、今日は吐くときに音がする。 水を飲んだあと、口の端でアブクの提灯が膨らんだりしぼんだりしている。 口を閉じているように見えるけど、口呼吸もしているんだな。 鼻のアナを塞いでいる「カチカチ蓋」を、少しだけ取ることができた。 空気が通るかどうかはわからない。 中のほうでも塞がっているかもしれないし。 自分の鼻をつまんで、口の端だけで呼吸してみる。 苦しい。 こんなの、1分も続けられない。 3月11日の震災に置きかえてみると、今日は 3月23日にあたる。 あの頃、被災地のニャンコたちは、どんなことになっていたか。 チイくん、キミはゴハンを食べられなくなってしまったけど。 15年間育った家で、こうして静かに過ごしていられて、申しぶんのない終幕だよ。 キミの飼い主は、入院先の病院でミャーミャー鳴いて、夜中にベッドから落ちたりしてるらしいぞ。 飼い主よりも、キミのほうが、優雅な時間を過ごしているね。 今夜、チイくんがよく眠れますように。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年12月26日 22時56分19秒
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