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もうびっくりです!ロッシーニブッファみたいなテンポのいい展開、モーツァルトのような美しいアンサンブル、そしてドニゼッテイのようなドラマティック。本当にドイツ語のオペレッタなの?
しかし3幕のナンシーとプランケットのやりとりから4幕フィナーレは紛れもなくウィンナオペレッタ。イイトコ取りの贅沢演目に満足です。 指揮が交替したし、金曜の同キャストはイイ感想聞かないし、不安な気持ちで臨んだのですが、指揮のアットルは緩急ついたとてもテンポいい指揮だったと思います、聞き入ってしまった。 1幕1場のハリエットの私室ははっきり言って退屈。でも2場のリッチモンドの市場のブッファ的展開で一転。その後メイン四人のアンサンブルが続くのですが、これが実に美しい。ナンシー役のダニエラ・シンドラムのメゾが要でしたね~この人とプランケット役のアントン・シャリンガーのバリトンがアンサンブルを非常に引き締めていたと感じます。アンサンブルは低音きちんとしてないとやっぱだめですね!!充実していたシンドラムはカーテンコールでも一番拍手もらってました。 メルバ・ラモスは「夏の名残のバラ(庭の千草)」を非常にしっとり歌って、心に響きました。ヘルベルト・リッペルトも、不安定な感じはあったけど最後まできっちり歌い、かえってそれが実直さ表してよかった。 でもみんなソロよりアンサンブルのほうが映えてました。ソロは特に特徴ある曲でないからということもあるでしょうが・・ 3幕ラストはまさに「ルチア」でしたね~~そして4幕の楽しい終幕。こういった融合やみんなで歌う楽しさがオペレッタの真髄なのでしょうね!! よく言われている、上流階級から見下しているという感じは私はしませんでした。それは演出のせいかもしれません。 指揮 エリーザベト・アットル 演出 マイケル・マッカフェリー レディ・ハリエット・ダーラム(マルタ) メルバ・ラモス ナンシー ダニエラ・シンドラム トリスタン・ミクルフォード卿 マティアス・ハウスマン ライオネル ヘルベルト・リッペルト プランケット アントン・シャリンガー リッチモンドの判事 ヨゼフ・フォルストナー ウィーンフォルクスオーパー管弦楽団・合唱団 平成20年6月8日東京文化会館 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年06月08日 21時43分47秒
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