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2012年08月16日
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「ガラ」はコンテンポラリーの演目ががたいへん気に入りました。


1部の「雨」のシムキン(年末の舞台の宣伝効果十分あり)、2部の「ネフェス」男二人ダンスのマニュエル・ルグリとパトリック・ド・バナ、「感覚の解剖学」のオレリー・デュポン、3部の「モノ・リサ」のポリーナ・セミオノワとフリーデマン・フォーゲルが印象に残っています。


タマラ・ロホ、スティーヴン・マックレーに高岸直樹も加わった「マルグリットとアルマン」は別格ですね。ロホの情緒あふれる動きや表情が素晴らしいです。

第1部 17:00~17:50

「眠れる森の美女」
振付:ナチョ・ドゥアト/音楽:ピョートル・I.チャイコフスキー
オレシア・ノヴィコワ レオニード・サラファーノフ

「水に流して...」
振付:イヴァン・ファヴィエ 
音楽:シャルル・デュモン(作曲)、ミシェル・ヴォケール(作詞)、エディット・ピアフ(歌)
アニエス・ルテステュ ステファン・ビュリョン


「ジュエルズ」より"ダイヤモンド"
振付:ジョージ・バランシン/音楽:ピョートル・I.チャイコフスキー
ウリヤーナ・ロパートキナ マルセロ・ゴメス

ロパートキナはあいかわらず上品で美しいです。


「雨」
振付:アナベル・ロペス・オチョア/音楽:ヨハン・S.バッハ
ヤーナ・サレンコ ダニール・シムキン

シムキンって、こういうコンテンポラリー初めて私は見ました。暗めに落とした照明の中で、影が切り裂く空間のように動き、こっちのほうが本質なのかもと感じます。


「カルメン」
振付:ローラン・プティ/音楽:ジョルジュ・ビゼー
ポリーナ・セミオノワ イーゴリ・ゼレンスキー

セミオノワ、ゼレンスキーとも、とにかくエロス満開という感じです!




第2部 18:05~19:05

「愛と死」
振付:モーリス・ベジャール/音楽:グスタフ・マーラー
カテリーナ・シャルキナ オスカー・シャコン


「海賊」
振付:マリウス・プティパ 音楽:リッカルド・ドリゴ
上野水香 マシュー・ゴールディング


「ネフェス」 (「ホワイト・シャドウ」より)
振付:パトリック・ド・バナ/音楽:アルマン・アマー
マニュエル・ルグリ パトリック・ド・バナ

男二人が袴のようなボトムスで踊りました。
パトリック・ド・バナのほうが身長高いんですね、おまけに右肩にタトゥーが入っていて、ちょっといかつい感じ。マニュエル・ルグリはいつものほんわか甘くやさしい感じとは違う厳しい感じでしたが、二人で独特の世界を出して引き込まれました。



「感覚の解剖学」
振付:ウェイン・マグレガー/音楽:マーク = アンソニー・ターネイジ
オレリー・デュポン ジョシュア・オファルト

これはまたデュポンがよかった。コンテンポラリーもシャープというより美しい気品ある雰囲気出すのが彼女のすばらしいところ、すこしコメディタッチもあって楽しめました!



「椿姫」より第3幕のパ・ド・ドゥ
振付:ジョン・ノイマイヤー/音楽:フレデリック・ショパン
マリア・アイシュヴァルト マライン・ラドメーカー

こっちのコンビのほうが本元だけあって、Bプロよりやはりよかった。



第3部 19:25~20:15

「白鳥の湖」 第2幕より
振付:マリウス・プティパ、レフ・イワーノフ/音楽:ピョートル・I.チャイコフスキー
ディアナ・ヴィシニョーワ ウラジーミル・マラーホフ
東京バレエ団

ディアナ・ヴィシニューワの物憂げなクールビューティな感じが独特の世界を醸し出しています、彼女はなんか雰囲気変わったような気がします。


「モノ・リサ」 
振付:イツィク・ガリリ/音楽:トーマス・ヘフス
ポリーナ・セミオノワ フリーデマン・フォーゲル

ポリーナ・セミオノワとフリーデマン・フォーゲルがこれでもかと動きます。セミオノワは1部のカルメンのエロスから全く別な雰囲気ですが、こっちの踊りのほうが私は好きです。


「ヴェニスの謝肉祭」("サタネラ"パ・ド・ドゥ)
振付:マリウス・プティパ/音楽:チェーザレ・プーニ
エフゲーニャ・オブラスツォーワ マチュー・ガニオ

「トリスタンとイゾルデ」
振付:クシシュトフ・パストール/音楽:リヒャルト・ワーグナー
スヴェトラーナ・ザハロワ アンドレイ・メルクーリエフ




第4部 20:30~

「マルグリットとアルマン」より"田舎で"
振付:フレデリック・アシュトン/音楽:フランツ・リスト
タマラ・ロホ スティーヴン・マックレー
高岸直樹

オペラの椿姫の2幕1部の場面です。タマラ・ロホお見事としか言えない!

アルマン(オペラのアルフレート)との別れを父(高岸直樹、オペラのジョルジョの役)から言われたマルグリット(ヴィオレッタ)の苦悩と切なさが余すことなく出ていました。すばらしい!!



「シンデレラ物語」より
振付:ジョン・ノイマイヤー/音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
エレーヌ・ブシェ ティアゴ・ボァディン


「マノン」より"寝室のパ・ド・ドゥ"
振付:ケネス・マクミラン/音楽:ジュール・マスネ
アリーナ・コジョカル ヨハン・コボー

Bプロでのロメオとジュリエト同様、二人でマクミランの世界を十分堪能させてくれました。


「ドン・キホーテ」
振付:マリウス・プティパ/音楽:レオン・ミンクス
ナターリヤ・オシポワ イワン・ワシーリエフ

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「ファニーガラ」
オネーギン、ラシルフィード、マノン、バヤデールほか 

いやぁ笑った笑った。特に居酒屋「間呑(マノン)」での数々のダンス楽しかった。

最後にバヤデールのパロディで、花かごから毒蛇ならぬアリゲーターが!
プロレスばりに叩きのめして、差し出された解毒剤ならぬビールを飲みほし、トーシューズはいた女装の男たちはみんなで乾杯してめでたしめでたし終焉。




本当に楽しかったし、そして技にパフォーマンスに心から感動しました。



指揮:ワレリー・オブジャニコフ
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

ピアノ:金子三勇士 (「マルグリットとアルマン」)、 橋 望 (「椿姫」)



2012(平成24)年8月16日(木)  東京文化会館大ホールにて





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Last updated  2012年08月17日 11時17分33秒
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