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。。。。。気持ちはこころの中に存在する正直な言葉。一方感情は自分の力ではコントロールできないもので、心の奥から湧き上がってくるものです。感情の揺れが大きいと、自分の中では抱えきれなくなってしまいます。 本当は気持ちのまま行動したいのに、脳の機能がうまく働かないのか、自分の言動がコントロールできず混乱します。この混乱の時に出てくるのが感情だと考えています。 『続・自閉症の僕が飛び跳ねる理由』から抜粋 最近、ある方が紹介されていたサイトを読ませていただいて、この本を知りました。内容に強く惹かれて本を購入。 素晴らしいメッセージがちりばめられている本でした。 上記はその本からの抜粋です。 著者の東田直樹さんは、通信制高校のセルフコースで学んでいる高校生です。 会話が出来ない重度の自閉症の障害を持っています。 他の人には理解が難しい行動の数々をこの本の中では簡潔な言葉で率直に説明しています。 感動について語られていますが、(以下、本文より抜粋) 。。。。。僕は自然でも人が造ったものでも、その素晴らしさに圧倒されるのです。その場にいてもたってもいられないくらい感動します。 今年もたくさんの桜が咲きました。僕は公園に行っても、満開に咲く花を視界の端っこに少し入れるだけです。そうしなければ、あまりの美しさに僕の気持ちは崩れてしまうからです。 変わらない幸福というものがあるとしたら、繰り返される命の輝きではないかと僕は思っています。 抜粋終わり
ゴッホの描く絵を見るといつも不思議な気持ちになりますが、ゴッホには風景があのように見えていたらしいです。自然の樹や草花が放つ気が見えていたのですね。 もしゴッホが自分の見ている世界が本当だと理解していたら、そして周りの人々に理解されていたら、あのような悲惨な最期にはならなかったことでしょう。 人と接する機会が増えている私の実感でもありますが、弱い人、強い人、独りよがりな人、皆それぞれ違う価値観を持っています。 野生の動物の世界では弱いものは生き残れません。ですが私たちは様々な人の間にあって、互いの違いを尊重し、認め合い助け合うことで、いのちを繋いできました。 最後に 人間愛とは、人間が人間であることを誇りに思うことではないでしょうか。自分を相手に置き換えて物事を考えることができたり、かわいそうな人を見るとほうってはおけない気持ちになったりするのも心があるからです。心にある良心は、それがなければ人間が存続できないものなのだと思います。 ・・・・・省略 人が愛を大切にしているのは、愛こそが全ての問題を解決するキーワードだと知っているからです。 人間が求め続ける愛の理想は「共存」ではないでしょうか。 抜粋終わり この言葉に心から共感しました。 メッセージの一つ一つが深い知恵の言葉であり、より良く生きるためのヒントに溢れ、勇気が湧いてくる素晴らしい本です。 是非、読んでみて下さい。
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